滝いろ|台高 備後川大谷の滝

活動記録



備後川大谷の滝

備後川大谷の滝【奈良県 吉野郡 上北山村 河合】

滝の記録

訪問日 2018年8月17日
活動の形態:2級沢登り 総合系(3人) /レンタ
装備:7.8mm×40mm×2, 沢タビ
感動度:かなり(凹角40m滝)

①BINGO

盆の紀伊半島活動で、
山場だったのが、
備後川の大谷だったと思う。

大栃谷、布引谷とパンダさんに
鍛えていただきながら、
悪天に耐えて3日目。

前日活動後、天川村から、
上北山村に抜けた当たりで、
滝ぺー氏合流の一報を確認し、
晴天を確信。

天気予報は見ていない笑

②条件

備後川までも、
そこから大谷までもそれなりに、
長いドライブが続いた。

備後川大谷は、
序盤に長い泳ぎがあり、
通常時だと水量が少なめ。

暑い時期の雨後が
ベストタイミングとなるが、
今回は運良くそのタイミングが重なった。

③深いトロ泳ぎ

橋から谷に降りていく。

水温は冷たい。

こんな感じで進んでいく。

樹林帯も

やがて長い淵が現れた。

長さは50mもあり、
こんなに長い距離は泳ぎだことはない。

ぷかぷかしながら
懸命に泳いで淵を突破した。

④続く下流部の渓相

5m滝

ここはたしか右から巻いた。

7m超大釜の滝は左壁を直登。

かなりの大きさがあり、
迫力満点であった。

2段9mの滝

左岸から巻くが、
出だしの5mほどが急傾斜なので
ロープを出して登った。

上からの景色が秀逸。

3m滝

8m滝

⑤左に入って大滝

しばらく平穏となって、二俣。

右俣は緩やかな流れ。
左俣は滝をかけて、
この後の流れの違いを出合から物語っている。

左俣出合

この後しばらくで前衛滝を従える
4段の大きな滝前にたどり着く。

8mのトイ状滝

PLフィルターが壊れずに、
うまく使えていれば、
もっと反射を抑えられたんでしょう。

撮影。

明暗差が強い。

左手から滝を登っていくが、
途中悪いところがあったので、
ここもパンダさんにフォローしていただき挑戦。

お借りしたカムは小さなものでも、
ハマるスペースがなかったが、
逆にハーケンを決めることができた。

2段目はシャワーを浴び、
3段目、4段目と楽しみながら上へ進む。

4段目の10m滝

⑥凹角の滝

今度は15mの広がる滝。

光が当たりすぎて白くなってしまっていた。

ここは簡単そうだったので、
ロープをつけてフリーで突破。

この後、この谷のメインとなる、
2段40m滝にたどり着いた。

普段は右の凹角に落ちるのみの水が、
勢いをまして左にもでき、
ピースサインに。

滝前はなだらかで落ち着く空間。

彩度高めで

この時間、
光が入ってくることはなかった。

巻きは左岸です。

5m斜瀑

⑦3段の滝

後大きい滝は1本。

下からでは全部が見えないが数段で、
上部は大ナメ滝となっている。

この滝の高巻きは悪そうに見えるが、
滝ペー氏が偵察をしてくれて、
右岸は小さめに巻けることが判明。

上部でより小さく巻こうとして、
一人、危険な目にあってしまった。

1段~2段目を見下ろす

大ナメ部分の下部

⑧詰めと下山

そこからは平穏で右岸支流に逃げる。

途中から尾根にのって詰め上がったら、
鹿よけの鉄柵に阻まれてしまった。

隙間から尾根にのって、
後は最短で林道へ。

林道歩きはそれなりにあり、
途中、小谷の滝を見に行く。

小谷の5m滝(15m滝はさらに下流に)

きなりへと向かいました。

本日のご飯は夏野菜カレーで、
これは大当たりでした。

コースタイム

7:45 遡行開始
8:00 50m淵前
8:44 7m超大釜滝
9:58 2段9m滝上
10:44 二俣
11:13 前衛8m滝前
13:04 4段70mの1段目の上
14:30 2段40m滝
15:41 三段の滝 下
16:10 右岸支流出合
18:26 小沢 15m滝
→温泉へ

⑨まとめ

備後川大谷は、
下流部の薄暗いゴルジュとトロ
左俣に入ってからの大きな滝の連続。

沢慣れした人には
簡単に楽しくこなせる、
アトラクション要素が高く、
1日の充実度が高いです。

今回は水もあったことから、
滝の迫力もあり、
特に凹角2段40m滝は好みの滝でした。

総合グレードは2級ぐらいだと思います。

翌日は小又谷下部ゴルジュです。

Follow me!

コメント

PAGE TOP