黒川の大滝

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黒川大滝
—【山梨県 北杜市 白州町 下教来石 / 鳥原】—

(雨乞岳の南の川)

滝の記録

訪問日 2018年5月20日
活動の形態:上級滝巡り,2級沢登り(3人) / 車×2
装備:8mm30m×2, 沢タビ
感動度:かなり~限りなく

①今年も南アへ!

去年は、黒桂河内
尾白川で訪れた南アルプス山域。

南アの山域は山深さと綺麗な渓相が、
首都圏では味わないような良さがあり、
心惹かれるフィールドになっています。

黒川は情報が多くはない場所で、
中盤に地形図にも滝マークがある、
大滝があります。

②砂防事業

釜無川流域は、
1959年9月の伊勢湾台風の時、
酷い被害があり、同様の土砂災害を防ぐため
いくつかの砂防事業が進められています。

(そのため、登山家が林道を歩いて通れるのは、
工事が行われない日曜日だけのようです。)

③林道と黒川下流部

林道歩きを約57分間で、
黒川出合の堰堤に行き着く。

立派なアーチ状の堰堤。

僕らの前には2名の釣り人がいて、
先に黒川へ入っていった。

堰堤は左岸から巻くが、
大部分にロープが張ってあって問題はない。

しばらくで大きな2段の堰堤が現れる。
(2013年完成 黒川第四砂防堰堤) 

これは右岸から巻いて行くが、
大きいので少し時間がかかる。

上部に行くと、堰堤の上には、
水が溜まって、湖ができていた。

大木の下部が水の下に埋まってました。

右岸をトラバースしていきましたが、
最後だけは腰上まで水につかっての渡渉となりました。

すぐ上は砂浜があったりと美しい渓相。

進んでいくと2段4mの滝。

この後釣り人さんにお会いし、
左岸の台地を進んで欲しいとお願いを受け、
そちらへ。

④滝が連続

しばらく進めば2段の堰堤で、
これを超えていく。
(黒川第三砂防堰堤…??)

左岸枝沢の滝。

2条幅広の滝

続いていくナメ滝

2段8m滝 (下段)

この滝は良かったですが、
左側の残置ロープが景観的には不要でした。

上段

1m滝を従えて角度を変える7m滝。

真正面から

ここは右岸巻き。

かなり深めの淵は、
左岸を微妙にヘツって突破。

2m滝を越えたら次の堰堤。

上部は魚が通れるようになっている。

大開発地帯が横切る。

⑤支流へ

その後二俣が現れる。

本流は左だが、右も少なくない水量で、
7mのナメ滝で出合っている。

地形図を見ても割と近いところに、
何かありそうな予感がしたので調査へ。

小滝の後、4mナメ・5mナメを過ぎていくと、
チョックストーンの先に、
15mほどの滝が落ちていた。

巨岩を徐々に削りながら落ちているようで、
少しだけスラブが削り取られています。

それなりに良い場所でした。

なぜか、買ったばかりの、
オリンパスのコンデジが、
中央に「赤丸」が多発し、この滝前で
全く機能しませんでした。。

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⑥核心部へ

しばらくは左岸から進んでいく。

廊下に落ちる2段5mの滝。

独特の黄土色〜黄緑色が強く出て、
砂浜も美しい滝前。

上の滝は上から見ると、
お尻のようで良い場所でした。

小滝ではシャワークライムを楽しんだり。

7mCS滝

⑦3段35m級の滝

砂で満たされた地面の前に、
突然巨大な滝が。

黒川 3段35m滝

これは大滝ではなく、
このクラスの滝があったことに衝撃。

逆光が強かったので、
NDフィルターを装着して見るも、
全然ちゃんと撮れないので、
お二人に相談したところ、
ISOがオートになっていて、
12800」になっていたことが発覚。

これを100にしたら、
いい感じに撮れ始めました。

さらに、上部に行くと
2段目の前に行くことができて、
こちらも素晴らしい滝。

鱗状の流れを高速で、
切り取れなかったのが心残りです。

さらに上にも小滝が一段、
あるのを横からみれました。

⑧黒川の大滝

3段35m級を越えるとすぐ
幅が狭まった谷に、10m級の滝が落ちる。

実はこれが大滝の下段で、
右岸からのトラバースを慎重にこなし、
越えていけば滝前に。

そこは上段と下段に挟まれたような場所で、
上段の真下へ向かう。

僕は右から突破して行きましたが、
危険だったのでお勧めできません。

この場所は、
下段の落ち口のちょっと上という感じで、
不安定な上、上段の流れを受ける、
お風呂みたいな穴の中で、

転倒してミラーレス水没は、
回収すらできるか不明の危険地帯。

慎重に慎重さを重ねて、
撮影体制を整えていく


どん。




青空の中、完全な逆光。

水に足をつけ、足を開きながらの撮影も、
この場所だけはかかる飛沫が少なめ。

ゴールデンウィークで気付いたのは、
「白飛びが多いこと」と
「コントラストがない写真が多いこと」
であった。

NDで光の量を減らした上で、
測光モードをマルチからスポットに変更。
正しいのか不明ですが、
少し学習が活きた気がします。

(→後日上記は見当違いなことを学習しました。)

緊張感を楽しめました。

右岸からBALさんが、
ロープを垂らしてくれたので、
脱出が可能となります。

最初のぼった時点では、
右岸から行けるとは思ってなかったので、
少し危険なことをしてしまったと反省です。

崖上から俯瞰。

上段は35m~40mくらいだろうか。。

さらに上にも滝は続くようですが、
僕が見えた部分では2段45~50m程度でした。

⑨下山へ

今回は釜無川のゲートに戻るのではなく、
山の反対側、神宮川の石尊神社近くに、
車をデポしていて、反対側に降りるプラン。

上に続く大滝の続きも見て見たかったけれど、
時間があまりないので今回は断念。

35m滝隣の右岸尾根を詰めていきます。

割と登ったところで、
突然尾根の一部が岩壁となり、
狭いバンドを通っていくと、
目の前に砂状の急なザレ場がありました。

ここを登り切れば、
尾根に取り付けそうな雰囲気。

登れなければ、かなり戻って、
下山が危ぶまれる場面。

ここは僕が30mロープをつけて、
勢いをつけて一気に突破。
(フリー)

かっこよく上から、
アンカードビレイをしたかったんですが、
上部の支点の位置や場所が前回と違っていて、
全く機能しなかったので反省です。

その後ひたすら、
尾根を詰めて途中で北にトラバース。

尾根を下ったり、登ったりの繰り返し。

水晶ナギが見えてくる。

登り切って水晶ナギ。

素晴らしい絶景に感動。

あとはひたすら、
雨乞岳の登山道を下山していく。

一日の疲労から何度も休憩しながら、
のんびりと下山して、19時19分には
林道に降りて、行動終了。

その後釜無川の車の回収からの、
富士見町「つたの湯」で締めました。

⑩まとめ

黒川は堰堤工事用の林道が、
色々と伸びているので、
行き方によってはタイムは変わってきます。

中盤の滝群の雰囲気は良く、
穏やかな35m滝と厳しい大滝、
それぞれが良くて感動できました。

単純に大滝は今まで、
詳しくわかる写真がなかったので、
捉えられて嬉しかったです。

あとは、バリエーションルートとして、
反対側に無事、ルーファイの後、
下山できたことが大きかったです。

水晶ナギもなかなかの絶景でした。

今回のルートでの総合グレードは
2級ぐらいだと思います。

コースタイム

5:00 ゲート
5:57 出合が見える
6:43 堰堤上で腰上渡渉
7:44 2段8m 美瀑
8:17 魚が通れる堰堤
8:53 左岸支流の15m滝
9:29 2段5m廊下滝
10:03 3段35m滝
11:06 大滝上段真下で最初の写真
11:55 滝を降り始める
12:10ごろ 下段下で休憩
13:42 ザレ場を越えて確保試みる
15:52 水晶ナギ
19:19 林道着
19:45頃 車回収→つたの湯
→帰路へ...

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