大ヘンジョウ滝

大ヘンジョウ滝
―【岩手県 花巻市 豊沢】―

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滝の記録

訪問日 2015年8月27日
活動の形態:中級滝巡り / レンタカー
感動度:けっこう

①謎に満ちた滝へ

ネット上での記録を今調べてみたら4件。
そのうち2002年(13年前の)
やっちゃん日記さんと
2009年のぱぴ44さんの
記録は見てなかったので、

実質酔いどれさんの(2004,2005,2007年)、
ゆーしさんの岩手の滝(年不明)の2件でした。

しかし、以前は車でも近くに行けたが、
廃道になってきたので林道歩きが強いられる

という情報しかわかりませんでした。

②サファリパーク

真昼大滝を終えて、
北に進んで西和賀から花巻市へ。

豊沢ダム付近で細い林道に入って、
分岐を右(南)へ。出羽沢林道です。

しかしこの道、ダートであり、
草木をかき分けながらの運転。
こんな所に来てしまって大丈夫なのか、
そんな不安でいっぱいのサファリパーク。

小さな丘を超えたりしたら、
明らかに先に進めない場所まで到達。

近くには木々に覆われて
消えかかった大ヘンジョウ沢林道の案内板が。

真の廃道に来てしまったようです。

③廃道をゆく

ここからは大ヘンジョウ沢林道を
歩いて行くんですが、

道は想像を絶する悲惨さで
ジャングル化していました。

下は中でもマシだった一部の場所

そんな道を20分ほど歩きました。

その辺りで前方は終わりなきジャングルが続き、
左の川沿いに微かなルートを見つけたので
もう林道を降りて、
沢沿いに攻めることにしました。

④暗闇に包まれた道へ進む一步

ここで問題なのは
降りた場所がちょうど二俣ということ。

しかしちゃんとコンパスを持っており、
大ヘンジョウ沢が北に伸びる
ということを知っていたので、
北に伸びる右俣を選択して沢登り開始。

普通の沢登りで大きな滝はなく、
進んでいくのに問題はありません。

しかしなかなか滝は見えません。

近くの滝仲間の中で
訪れている方がいるかは不明で、
林道を進む正規の道も崩壊しています。

本当にこの先に目指す滝があるのか?
という恐怖と闘いながらの一步。

かつ午後4時過ぎで日没が早い北東北。
進めば進むほど帰りの長さも長くなるわけで、
遭難リスクも上昇します。

16時20分を過ぎたら引き返そう、
と時間を決めて登り続けますが、
無情にも迫るタイムリミット。

⑤見えた

最後は無の境地に至りながら
16時20分をやや過ぎた瞬間、、、

1~2mの釜を持つ小滝の前で
ひと目で大滝とわかる滝の存在を視認

思わず叫びました。
難関滝に辿りついてもある意味
レポがあるのだから、先人がいるのだから、
予定調和の範疇といえば範疇。

けれど、たどり着けるかつけないか
というよくわからない領域を
攻めた先の到達というのはとても嬉しい。

この先は前衛の小滝群が形成されていて、
さらには滑床が何かの映画祭の授賞式の
カーペットのように、

さあどうぞと、よく来ましたと
そんな道を作ってくれていました。

そして

⑥滝は生きる

大ヘンジョウ滝は写真で見ていたよりも、
水量は少なく、滝前もかなり荒れている感じ。

落差は低めに見て35m
ひょっとしたら50m。

滝単独で見たらけして
最高の状態ではないけれども、

岩手宮城内陸地震(2008)、
東日本大震災(2011)といった
震災を経てもなお残っていた秘瀑

緑と水量豊かな6月頃に
またいつか来れたらと思います。

先人の記録で存在を
知れたからこその訪瀑です。
ありがとうございました。

この日はここまでで,
翌日は七折の滝からスタートです。

アクセス 車推奨

Step1 花巻市豊沢の出羽沢林道へ
Step2 サファリパークを進む
Step3 下車後 林道突破20分強
Step4 方角を間違えず沢登り40分強

公共交通機関では困難です。


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