尾白川 噴水滝 千丈ノ滝 坊主ノ滝

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尾白川中流域〜黄蓮谷序盤の滝
—【山梨県 北杜市 白州町 白須】—

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新潟に行く予定だった。

頭の中は水量豊富で、
めくるめく美瀑が続くその沢でいっぱい。

だけれども前線が南下してきて、
新潟地方は全滅。

代替案は通常1泊以上する、
尾白川 黄蓮谷の日帰り滝めぐり。

いずれ黄蓮谷を遡行するなら、
中途半端になってしまうのではないか?

でも、
そんな邪推は、無用だった。

よくルートも調べず先輩お二人に
おんぶにだっこで降り立った尾白川中流域。

最高の滝めぐりが始まった。

滝の記録

訪問日 2017年7月23日
活動の形態:上級滝めぐり(3人) / 車×2
装備:8mm30m×2, 沢タビ, 水3L
感動度:かなり~限りなく(千丈)

①尾白川へ

BALさんと府中で合流して白州へ。

朝3時40分頃、
LAWSONであっきーさんと合流し、
尾白川渓谷へ向かう。

車は2台あるので、駐車場と、
尾白川林道の奥に車を分ける。

尾白川林道が起点で、
この渓谷がゴールて地点です。

②林道

ゲート直前はかなりのダート。

あっきーさんは途中見られる
錦滝の氷瀑で来られたことがあったよう。

錦滝 20m】

錦滝は下の整地が美しく、
岩盤も一見の価値がある滝だった。

3本のトンネルをくぐったりしながら、
林道を進んでいく。

思ったより早く終点に着くことができた。

終点からは道沿いに進めば
尾白川に降り立つことができる。

尾白川は、不動滝には行っていないが、
約4年前に神蛇滝までは訪れたことがある。

その日は午前中に
ドンドコ沢の五色滝をピストンし、
疲れきった状態で来たような。

大きな河原に降り立って、
わくわくが始まった。

③大陸感

すぐにナメ滝があった。

緑と黄土色が合わさった独特の色。

右から越えていく。

この沢は花崗岩主体なので、
僕の沢タビや、BALさんのフェルト底では、
苦戦を予想してました。

しかし、逆にあっきーさん装備の、
パタゴニアのゴム靴が
岩質と全く合わずに、悲劇でした。

いい感じの滝が現れる。

この感じ。

これは中国大陸の大地で見た、
数本の滝に似ている。

水量は圧倒的に尾白川が多く、
日本離れした景観が衝撃

この滝は左から越える。

そうすると、実は
2段の滝であったことが判明。

上段も鱗状のいい流れ。

滝名は女夫(めおと)の滝です。

④続く

梯子滝には中央に
ぶっといワイヤーが宙を垂れる。

一番左から取り付いて
ワイヤー掴みながら直登が可能だ。

淵が深い5mの滝は、
2.5mほどのところにバンドがある。

残りの半分が越えられず、
BALさんに肩を貸していただいて、
ショルダーで突破。

お助け10mをブッシュ2本にとって、
8mを連結して垂らしました。

続くは遠見の滝。。。

この滝は一見したところ
小さい巻きが厳しく、
右岸の大きめの巻かと思ったが、

左岸が怪しかったので、
調査しにいったら、残置ロープを発見。

時間を食わずにすみました。

ちょっとした小滝(2段7m)があって、
左から越えていったら
途中で凄い直瀑がかかっていた。

大釜の滝

米子沢でも
巻きの途中で見れる大滝があったが、
この滝も眺められるだけの不遇な滝。

懸垂で直下が目指されるに足る滝。

右岸を巻ききると、いい感じに開けて、
丸い大岩にアクセントがあるところだった。

⑤噴水と三丈

なんて言ったらいいんだろう。

なんでこんなに雄大なのか?

残念ながら噴水状態にはなってないけど、
これだけ谷と滝が調和した沢は、
今までなかったかもしれない。

左から越えていく途中で
上のほうの流れも見ることができる。

滝を受ける左岸壁の凄さ...

4mぐらいの滝

尾白川のナメ

進んで現れた2段の三丈の滝。

右の遥か上には獅子岩がそびえる

これまた直登が難しそう
だけども左岸の草付きに弱点がありそう。

スラブを登ったあと、
草付きに取り付いていき、
下段を突破して中間に降り立つ。

上段は左から取り付いて、
水流添いを登ることができた。

沢タビはスラブにて
抜群のフィット感を
見せてくれた。

巻きは右岸から大きめのようです。

ちょっとしたナメ滝を越え、
大岩とも遊んでいきます。

いよいよ黄蓮谷の出合。

⑥千丈ノ滝

紺碧の淵をたたえた
1m滝(未カウント)を越えて、
7mの急傾瀑に至る。

この滝は右岸巻きでFIXロープがあるが、
もともとのルートはかなり悪い。

ナメ

そしたら2人パーティが釣りをしていて、
少しお話して進んだらすぐに千丈ノ滝。

黄蓮谷 千丈ノ滝 4段75m(??)】

ここから見えるのは3段分だけだが、
実際は4段あり合計落差は
70mを下回らないだろう。

すばらしい景観だった。

向かってすぐ右の、
坊主ノ沢出合いの35mナメ滝は
濡れている程度で見応えはなし。

たまに小雨が降ったり降らなかったり。

とにかくこのすばらしい谷と滝に感謝。

3段目は真ん前に行ける。

4段目は長いナメを形成。

その下のトロ

とんでもない滝だ。

⑦坊主へ

しばらく行った5m滝は左岸巻きで、
その辺りは幕営地である。

悲しかったのは、
ファイントラックのエバーブレスフォトンが
使用初日に穴があいてしまった
こと。。。
(後日無償修理キットで修復)

大岩を越えて腹這いで進むシーンで、
下の隆起した岩ですってイチコロでした。

坊主滝はもう少し
がんばったら着いてくれた。

この滝も十分凄い

35mと落差があり、
水流のルートがドラマチックだ!

右で貯めあげたものが
左に移動したかと思ったら、
ナメの途中で角度を変え、段々になって落ちる。

目標だった、
午前中での坊主ノ滝到達にうまくいった。

ミッドレイヤー(?)を上に着て、
下にはサンダーパスを。

標高が高くなってきていて、
けっこう寒いのに対応。

⑧帰路へ

脱出ルートは千丈ノ滝の右岸から。

踏み跡はあったと思ったら消え、
見失ったと思ったらまた見つかる

誰かに連れて行ってください。と言われて、
今回のルートをたどれる自信は全くない。

450mも高度をあげるので、
途中何度かゆっくりと休んだ。

黒戸尾根にたどり着く。

ここから尾白川渓谷の駐車場までは
1400m以上高度を下げなければならない。
地獄の下山路である笑

当然疲れるので何度も休憩を挟む。

変なけがをしなければ
無事に帰れる可能性がほとんど。
無理をする必要はない。

今回の活動、活動前のじゃんけんで、
僕はザイルを持たなくてよくなった。

撮影用の重いカメラ一式も持っていない。

なので先輩方に比べ、
まだまだ余力があった。

ただ、右膝だけは
ちょっと痛くなった。

当初の予定下山時刻よりは
1時間30分以上遅くなってはしまったが、
尾白川渓谷の道と、甲斐駒黒戸尾根の
分岐の看板には、4年前を思い出して感動

そこから橋まで下るのと、
橋を下ってから駐車場に戻るのが異様に長く

疲れた体にはなかなかえげつない構成。

コースタイム

4:33 尾白川渓谷にて装備完了
5:17 ゲート出発
5:49 錦滝
6:31 林道終点
6:53 尾白川に降り立つ
7:12 女夫滝
7:40 梯子滝
8:11 遠見滝
8:31 20m直瀑
8:46 噴水滝
9:14 三丈ノ滝
9:48 黄蓮谷出合
10:40 千丈ノ滝
11:07 三段目の前
11:47 坊主ノ滝

12:33 引き返して千丈上
14:40頃?? 登山道着
15:51 キレット
〜休憩を挟みながら〜
18:38 尾白川渓谷 分岐看板
19:01 駒ヶ岳神社
19:06頃?? 駐車場着

⑨その後とまとめ

残念ながら時間的に
温泉によることはできず、
飯もコンビニで買ったものをほうばるだけ。

中央道では途中、
助手席で意識を失ってしまい、
BALさんには申し訳なかったです。

ひょんなことで体験できた今回のコース。

尾白川中流域~黄蓮谷序盤は、
谷と滝が高い次元で調和した
すんばらしいフィールド
であり、
体にまだ熱いものが残っています。

テーマを持って一歩一歩進み続ければ、
新しい世界に踏み込んでいける。

お二人に、本当に感謝。

熱い夏になりそうな、
そんな気がした2017年7月の尾白川でした。

アクセス

Step1 尾白川渓谷に1台, 林道終点に1台
Step2 林道歩き1~1.5H
Step3 尾白川を遡行&黄蓮谷へ
Step4 坊主ノ滝へ
Step5 引き返し千丈ノ滝右岸から尾根へ
Step6 黒戸尾根を下山&林道まで車回収

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