日原川 倉沢の滝

スポンサードリンク


日原川 倉沢の滝 (マイモーズF1+塩地谷中流部まで)【東京都 西多摩郡 奥多摩町 日原】

用語集

訳のわからない言葉が多い場合はこちらを ↓↓↓

滝の記録

訪問日 2022年9月11日

活動の形態:1級沢上登り (単独)/ 公共交通

装備:8mm×30(1本), ミラーレス一眼(広角), フェルト足袋

感動度:けっこう~かなり (F1+ミルフィーユ)

① 活動再開

前回の天満沢川から1ヶ月空いてしまって、
その間に相棒のKはジムの着地に失敗して怪我。
(靭帯の部分断裂と結構やってしまったようだ)

シーズンなので月1では
少なくとも動きたいってことで、
奥多摩に出陣。

② まずはマイモーズへ!

倉沢橋で下車して、
まずはマイモーズF1を探った。

道が分かりづらく苦労するが、
倉沢の右岸を日原川に降り立つように降っていくのが正解。
(しかし道は途絶えてロープ下降する羽目となる)

本流を少し降ると左岸から倉沢が合流する。

少し奥にマイモーズが見えた。

③ 呪われし滝と対峙

いろんなクライマーの
いろんなアイテムを飲み込んできたF1。

左岸の岩は骸骨のようにも見えるし、
落差はないが威圧感がある。

カメラ類を飲み込まれないように、
慎重に三脚をセットしてスローシャッターを切った。

ただただF1の姿を
目に焼き付けてこの場所を去る。

良い滝だが、アプローチにはロープが入り、
帰りの登り返しも初心者には厳しい。

④ 林道と魚止滝

さて、この後は塩地谷へ向かうのだが、
途中林道にて叫び声を耳にする。

どうやら、倉沢谷本流の4m滝下のプールで、
キャニオニングの方々がはしゃいでいるようだ。

そのまま前進していく。

源五郎の滝では少し近づいて撮影。
(だが写真は大失敗)

そうして魚止橋に至った...

すごい雰囲気があって、
滝に近づいていくと、
下段前もなかなかの雰囲気。

しかし上段に回ってみたら、
ここはもっと迫力があった!

魚止の滝をどこまで見るかは微妙なところだが、
僕はこの奥の本体を現時点では魚止の滝とみなす。

登れるようだが、
「ガチ」な感じなので、
戻って林道から巻く。

ここでTG-6のレンズに過剰に、
保護フィルターが貼ってあることが発覚。
そのため異常な曇りをみせ、
これまでの写真は常に壊滅していた。

⑤ 二俣と地蔵滝

ロープ出さずに行けるギリギリの
微妙な急斜面を、体重移動で降って入渓。

ナメを越えてしばらく歩くと、
塩地谷と長尾谷の二股にたどり着く。

長尾側は飛瀑が確認できた。

塩地側は複雑な滝が形成されていた。

そこを越えてさらに頑張って進むと、地蔵滝。

なかなか立派な滝ではあるが、
感動レベルはけっこうにとどまった。

⑥ 巻きと美景

右岸巻きで一旦林道に出るが、
これは記録があるから行ったことで、
記録がない谷ならこのレベルの大高巻きは
リスクの方が大きく躊躇する。

ここから河原に降り立つには
一回懸垂下降を行った。

塩地谷は美しい地層を見せ始める。

圧倒的ミルフィーユ

僕の知る奥多摩の3大ミルフィーユは、
越沢広沢海沢中流部、この塩地谷の3本である。

奥に進むと6m本体滝と接近でき、
非常に楽しいところだ。

右岸で簡単に巻けてしまう。

その上も美しさが...

⑦ エスケープへ

この後も小滝が続くが、
6m級のCS滝は右岸巻きとなる。

同規模の5mスラブ滝

これを過ぎると
トポに茅尻沢と記載された谷が出会う。

本日は本来川苔側を目指していたが、
体力低下によるスローペースで、全く無理となり、
この谷からエスケープすることに決定。

塩地谷の支流なので、
「谷」で合わせるのが普通だと思う。

⑧ 詰めて下山へ

この谷はすぐに水が枯れてしまうが、
苔むした様相が美しい。

最後はかなりの急斜面となるが、
踏ん張って粘って登り続ける。

ここで詰めトレをこなして、尾根に乗ると、
そこは横鈴山!

後は東日原に降りるだけ。

それなりに標高を上がってきているので、
その分の高度を下げていく。

到着してバス停で身を整えて、
バスを待った。

完!!!

ログ

⑨ まとめ

倉沢を起点とした初めての活動。
塩地谷のメインどころと、
マイモーズF1をみれるショートコース。

アルパインのスタミナは行き続けることで、
一番簡単に整うが、それでは次のステージに進めない。

常に当たり前を疑い、
新しい選択肢を模索する。

その繰り返しで革新的な成果を生み出していきたい。

スポンサードリンク