「滝いろ」は、2009年から続けている滝めぐりと、
その中で見てきたもの、感じてきたことを残している個人サイトです。
はじまり
もともとは、個人の滝めぐりの記録と、
大学時代、2009年に立ち上げた日本初の大学公認 滝めぐりサークル
「Splash! (通称滝サー)」 の活動ページを兼ねていました。
当時のサイト名は 「splashers – 滝をめぐるものたち」。

2011.8 根尾の滝

2012.8 苗名滝

自分が見た滝を残すこと。
仲間と訪れた場所を記録すること。まだ見たことのない滝を探しに行くこと。

2012.9 不動大滝

2012.11 七ツ釜五段の滝
そうした活動を続ける中で、少しずつ記録が増え、地域ごとのデータベースを作るようになり、滝へ至るまでの旅や遡行、仲間との出来事も、このサイトの大きな部分を占めるようになりました。
全国の滝をめぐる
2013年には全国の滝を集中的に巡り、日本の滝100選だけでも新しく70本以上を訪ねました。

2013.2 轟九十九滝 本滝

2013.5 大杉谷 七ツ釜滝

2013.6 松見の滝

2013.7 桜江 龍頭ヶ滝

2013.8 社台の滝

2013.9 栴檀轟の滝

2013.10 法体の滝

2013.11 御来光の滝
主に一人で続けていた時期
2014年は、前年の全国の滝めぐりから一転して、活動量が大きく減った年でした。
大学に残り、金銭的にも余裕がなかったことから、それまでのように全国を飛び回ることは難しくなりました。

2014.6 白川又川 岩屋谷雄滝

2014.9 豆焼沢
一方で、この年の秋には初めて沢登りのフィールドを訪れました。活動量そのものは少なかったものの、それまでとは違う形で滝へ向かう経験をしたことが、翌年以降の活動にもつながっていきました。
2015年に社会人になると、収入の基盤ができたことで、滝めぐりの活動量も再び安定するようになりました。
この頃から滝の先輩たちと同行する機会も少しずつ増えていきましたが、2017年頃までは年に数回ほどで、基本的には友人のKと動くか、一人で滝を追いかけることが多い時期でした。
当時は、同世代~下の世代でアクティブに滝めぐりを続けている人がほとんどおらず、自分なりに試行錯誤しながら活動を続けていました。

2015.5 蓮川 布引谷

2015.7 東黒沢 → 朝日岳

2015.8 九階の滝

2015.9 双門大滝

2016.6 小河内沢 雨乞滝

2016.7 吾妻 中津川 熊落滝

2016.9 米子沢

2016.9 中奥川 戸倉谷 V字滝

2017.5 黒桂河内 ニノ右俣大滝

2017.6 和名倉沢

2017.8 万太郎谷 (途中まで)

2017.9 西横川 大滝
出会いと、活動の広がり
2018年には、このサイトを通じて、今にもつながる大きな出会いがありました。
その年にはAPS-Cミラーレス一眼カメラを導入したこともあり、活動と表現の幅が一気に広がり、2018年から2020年頃までは、かなり高い頻度で奥地の活動を続けるようになりました。
沢を遡り、滝を越え、簡単には辿り着けない場所へ向かう機会も増えました。
また、この時期は先輩や師匠と呼べる人たちと行動する機会も増え、自分ひとりでは身につかなかった技術や判断、滝や沢の見方を多く学びました。
写真として残せるものも増え、沢や滝の記録の見せ方も変わっていきました。
滝そのものを見るだけでなく、どうやってそこへ辿り着くのか、仲間とどこまで行けるのか、その過程自体が活動の大きな部分になっていった時期でもあります。

2018.4 大杉谷 加茂助谷 ニコニコ中央滝

2018.6 御宝前大滝

2018.7 リンチョウヒカゲ沢 ヒスイの滝

2018.8 池郷川 小又谷

2018.9 笹木沢 鎧滝

2018.10 湯檜曽川本谷
2018年から2020年までは、高い頻度で奥地の活動を続け、沢を遡り、滝を越え、簡単には辿り着けない場所へ向かうことも増えていきました。

2019.5 屋久島 宮浦川 龍王滝

2019.7 ヤド沢

2019.8 尿前川

2019.9 内之倉川 七滝沢

2019.10 南会津 保太橋沢

2020.5 奥秩父 大荒川谷

2020.6 東ゼン

2020.7 丸舞北又沢 籠滝沢

2020.8 前鬼川 不動七重の滝

2020.9 朝日俣沢
滝との距離が少し変わった時期
2020年の秋頃からは、ボルダリングにも集中するようになりました。

2020.10 ウメコバ沢

2021.4 三頭沢 → ボウメキ沢
滝そのものを見に行く活動量は少し減りましたが、クライミングを継続したことで、滝を登ることやトラバース、クライムダウンなどにつながる身体的な基礎力も少しずつ身についていきました。
同時に、滝の活動量を少し落としたことで、それまで滝に使っていた時間や思考の余力を、仕事やこれからの生活にも向けられるようになりました。その後の転職にもつながり、2021年以降は新しい環境で仕事に集中する時間が増えていきました。
滝だけを見れば、以前より活動量が減った時期です。
ただ、長く振り返ってみても、この時期に一度活動の比重を変えたことは、自分の人生全体にとって間違いのない選択だったと思っています。
活動の変化
2021年から2024年頃は、仕事や生活の変化によって活動頻度を大きく落としましたが、それでも完全に止まることはなく、時間を作って滝へ行き、記録を残し続けました。

2021.7 日原川本流

2022.8 天満沢川

2022.10 下ノ滝沢

2023.7 中ノ岐川 滝沢

2023.9 小俣川

2024.5 小室川谷
2025年からは、もぐとの活動を始めています。

2025.6 ハンガレ沢

2025.7 湯檜曽川 白樺沢

2025.8 釜の沢

2026.5 前鬼川

2026.7 尾白川

2026.8 栗原川
「難しい場所へ行く」だけではない活動へ
かつては、自分自身の経験や技術を高めながら、より難しい場所や、より奥にある滝へ向かっていく側面が強くありました。今はそれだけではなく、一緒に良い景色を見に行くことも、活動の大きな軸になっています。
一方で、今でも時には一人で、少し探索的な活動をすることがあります。まだよく知られていない場所を歩いたり、気になっていた沢や滝を自分なりに確かめに行ったりする時間も、自分にとっては大切な活動のひとつです。

2025.9 清津川 大栃沢

2026.6 柴倉沢
誰かと景色を共有することと、自分ひとりで確かめに行くこと。
その両方を行き来しながら、今の滝めぐりを続けています。
また、これまであまり行けていなかった地域を訪ねるなど、全国の滝めぐりも少しずつ続けています。
「滝色」から「滝いろ」へ
このサイトには、途中まで 「滝色」 という名前をつけていました。
きっかけになったのは、
大学2年生くらいの頃、原宿で買った水色のリバーシブルのマウンテンパーカーです。

2012.9 大湯川 止滝
ターコイズブルーからセルリアンブルーのような色をしていて、その色を自分の中で「滝色」と呼んでいました。
そこから、「滝の色がある日常を」という感覚につながり、サイト名にも「滝色」を使うようになりました。
2019年頃からは、ひらがなの 「滝いろ」 に変えています。

2025.10 南木曽 大洞

2026.2 能登 桜滝(男滝)
ひらがなの方が柔らかく、その頃の自分の感覚に合っていたこと。また、「色」という漢字が持つ意味を以前より意識するようになり、それが当時の感覚とは少し違うように感じたことも理由のひとつです。今では平仮名表記が一番しっくりきています。
4471本の滝を見て
これを書いている現在、これまでに見てきた滝は4471本になりました。
全国各地の滝を巡り、観光地として知られる滝から、沢の奥にある滝まで、長い時間をかけて実際に見てきました。ロープワークや地質、歴史など、自分より深く知る人はいくらでもいますし、まだ知らない滝もたくさんあります。
それでも、実際にその場所へ行き、見て、歩き、ときには登りながら、長年にわたって記録を積み重ねてきたことは、このサイトの大きな土台になっています。
身体感覚から、世界のあり方を見る
現在は、「身体感覚から、世界のあり方を見る滝の記録」という言葉を掲げています。
滝は、同じ場所でも、季節や水量、その日の身体の状態、一緒にいる人によって見え方は変わります。長い道のりの先で初めて見えてくるものもあれば、何度も訪れることで、以前とは違うものが見えてくることもあります。
自分の身体を通して場所に触れることで、その土地や自然だけでなく、自分が何を美しいと感じ、何を怖いと感じ、どこに価値を見いだしているのかも少しずつ見えてきます。
「滝いろ」に残しているのは、滝そのものの記録であると同時に、そうした経験を通して世界をどう見てきたのかという記録でもあります。
データベースも、沢の記録も、仲間との冒険の記録も、その延長線上にあります。
これからも、実際にその場所へ行き、
自分の目と身体で確かめながら、できるだけ嘘のない形で残していきます。