奥多摩 御岳沢と越沢広沢の滝

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御岳沢+越沢広沢の滝【東京都 あきる野市 養沢→奥多摩町 小丹波】

用語集

訳のわからない言葉が多い場合はこちらを!

SUMMARY

知られざる東京のゴルジュ滝を、バリエーションでギュッと繋げて凝縮した活動。

東京の滝の可能性は、まだまだあるはずだと思う。

滝の記録

訪問日 2020年7月12日

活動の形態:2級下(単独) / 公共交通機関

装備:8mm×20m+7.5mm×20m, ハーケン6枚+ナッツ5本(共に未使用), ミラーレス一眼(広角+中遠望), 三脚, 沢タビ(フェルト)

感動度:けっこう~かなり (七代の滝+ミルフィーユ状の滝)

①奥多摩バリエーション

前回ご一緒した中村さんから、
七代の滝がアツいとの事前情報を頂く。

何か面白いルートを描きたいなと思って、
多摩川本流側へと抜けるルートが目標。

武蔵五日市の駅から上養沢行きのバスに乗り、終点で降りる。

②牛首の滝

トイレがあるところで鍾乳洞への道へ。

途中、滝への僅かな踏み跡があって、
これが牛首の滝。

「首」のように、狭まりを見せて落ちる。

この沢はビリ窪というらしい。

この場所で装備を整えた。

③林道の諸々

戻って林道を歩く。

虫取りに来ていた親子を横目に、
スタスタと歩くがこの林道は長い。

オニヤンマくん

途中で落石があり、道が半分埋まっていた。

そしてなんとその奥に、
車が一台泊まっていて、出られなくなっていた。

この方はどうされたんだろうか?

ヘビイチゴ。

林道は終盤崩壊地がある。

林道の終点で沢から外れるように道が示すが、
ここは迷うことなく沢へ。

④エレファントとゴルジュ

僅かではあるが、七代の滝へと到る川に触れてみたい。

そうしたらすぐに3段の滝があって、
その先に、こんな滝が!

象さんの顔のような滝で、
上手く撮影はできなかったが、なかなか楽しい。

支流との5:1の合流点があって、
そのすぐ先が七代の滝の入り口だった。

⑤七代の滝最下段

見ると、深いゴルジュが形成されており、
すぐにその凄さに気付いてしまった。

2段で構成されており、
奥のわずかなスペースには近づけない。

ここはミニ紀伊半島か?
と勘違いするような地形。

ここはそんなに険しいところではないと思う。

しっかりとルートをイメージして、
登山道から巻き降りて、最後は倒木と突っ張りで、滝前に行ける。

⑥連なる釜

その後、左岸から巻きぎみ進むと登山道に合流。
一般的な七代の滝の前は穏やかで安堵。

大勢の方がいらっしゃったが、
撮影をしていると気づけば一人に。

この上が、中村さんに聞いた凄い連瀑。

右岸から登れないかと思って、
滝の落ち口当たり前で行ってみるも、
意外と悪かったので撤退。

登山道途中の階段の脇より臨む。

確かにこれはなかなかの連瀑で、
少なくともこの5段は1つの滝である。

ただ、さっきの下の2段は少し距離がある。

僕の捉え方としては、七代の滝は正確には2つある。(けれどもややこしくなるので1つとカウント)。

⑦ロックガーデンと綾広の滝

その後はロックガーデンのお散歩。

7年半前に友人と歩いた記憶を思い出す。
(御岳山の滝)

綾広の滝

予想以上に広い場所でゆっくりした。

⑧大塚山へ

懐かしの分岐を経て、茶屋へ。

ソルティライチを200円で購入。
これは後に役に立った。

ここから大塚山方面を目指すが、
茶屋にヤマト運輸のミニバンがやってきて、
その違和感に驚く。

この山は限りなく山頂近くまで、
町が形成されている特殊な山なのだ。

御嶽神社への階段
(今回参拝は断念した。)

途中道を間違えて斜面を登り軌道修正。

広々としたベンチが数カ所あるところはお気に入りの場所に。

デミグラスハンバーグを堪能するも、
ここに、沢手袋を忘れた気がします。。。

そして大塚山。

北面に電波塔がある。

その脇を経由して尾根を下降。

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⑨行者の滝

なるべくゆるいところを繋げていくが、
そんなにゆるいところはなく、辛抱の下降が続いていく。

左俣の流れに乗りながら下降すると、
ようやく越沢支流広沢の二俣。

水量はまだ少ない。

越沢の読み方は「こいさわ」。

山葵田の跡地を下っていく。

突然地形が険しくなると、
右岸に踏み跡があった。

そのままだと沢とお別れしてしまうので、
谷に降り立つ。

いくつかの小滝が待ち構えている。

タイヤがある滝

行者の滝が優雅に水を落としていた。

この滝をあえて、
ボルトとアブミによる登攀で越えるとは。

本当に修行のために特化されていた沢だったのだろう。

この滝は僕の訪瀑に何を思ったのだろうか。

⑩羽衣の滝

戻って暫くは平凡。

明らかに大きな滝がやってきた。

ここは左岸の大きな張り出した木を支点に。

20mを2本連結して下降へ。

距離15m弱の下降で下へ。

巨大な木が2本も倒れていた。

白蛇のような流れ。

美しさの名残は残っている。

⑪仙人の滝

その下は、小滝がいくつかあるが、
小滝といえども釜が深かったりして、
直下降はせずにどちらかから躱わしていく。

そうして次なる大きな滝の上へ。
大きいと言っても6m強。

右岸の頼りない支点で10m分ギリギリの懸垂。

そうしてまみえたのが仙人の滝!

円錐型の空間が形成されていて、
非常に惹かれる滝前だった。

ゴルジュの真っ只中なので、
この滝群の中でも行きづらい場所にはなっている。

とても登れる代物には見えなかった。。。

⑬ルンゼ脱出と衝撃の地層

その下にも3m級の滝ながら、
下降に難儀するのがあって、
これは左岸から際どいトラバースで巻き降りた。

この下には2段でこのゴルジュ内、
最も極まった危険地形が形成されていて、
降りていくのは勇気が必要。

勇気に加えて、各種完璧防水も、残置用の下降支点も必要。

なので、左右のどちらから巻かないといけないが
ここの脱出がかなりの難所。

右岸を這い上がるが、
最後の5~6mは狭いドロドロルンゼ。

泥の下は岩だったりしてバイルも半分効かない。

なんとか騙し騙し乗越て難所を越えた。

緩くなって沢に復帰。

入り口までは少し距離ができてしまったので、 頑張って近づいていく。 釜が深い滝は微妙すぎる登りで登って先へ。

ゴルジュの入り口に凄まじい滝が落ちていた。

叩きつける水。左岸のミルフィーユ状の地層。

エネルギーの高さに驚きながらシャッターを切った。

⑭終息させる

ゴルジュは終了するが、何本か滝はある。

2段6m滝の2条の上段

それらを経て広沢は終了。
対岸から暫くの場所で装備解除。
着替えまで完了させた。

しかしここは一部、私道であるようなので、
長居しないようにそそくさと退散。 (高度を上げないとだめ)

林道に出て、ヤマユリを撮影。

徐々に帰りの電車の時間が迫ってきたのでダッシュ。

鳩ノ巣渓谷と呼ばれるあたり(多摩川本流)

少し余裕が生まれたので、双竜の滝を目指す。

しかし、少しごった返していて、時間を消耗。

双竜の滝は近すぎて、
中遠望では全景が絶対に写らなかったが、
もうレンズを交換している時間はない。。。

下部がペットボトルで汚れていたのと、匂いが悪かった気がする。

しかし、その巨大さにはきっと驚くことでしょう。

水分がなくなっていたので、
160円アクエリアスを買って、
ホームを反対側にラストラン!

汗だくで車両に到達。

青梅線は動き始めた。

完!!!

⑮まとめ

POINT

① 人工登攀の聖地、広沢の各滝の姿形が判明した。

② 七代の滝の最下段は魅力的。中級者以上が足元を固めて。

③ 少しずつブヨが増えてきた

距離:14.2km / 累計標高差:1847m

七代の滝と綾広の滝は、
「滝を交えたお手軽ハイク」ということで素晴らしい面もあるけれど、より前後の世界を見たい方はこういうこともおすすめ。

今回水量に恵まれた中、広沢に向かってみたら、
こんなに良いんだって滝が複数本あったし、
滝屋としても訪れるべき場所でしょう。

下降にはハーケン6枚とナッツ5個を用意しましたが、一個も使わず。ただ、それなりにムーブが要求されるので、滝めぐり上級者よりです。

東京の滝の可能性はまだまだある。
そう実感した日曜日でした。

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