大杉谷 千尋滝
大杉谷 千尋滝—【三重県 多気郡 大台町 大杉】—
滝の記録 ~水量良く美しい状態~
訪問日 2018年4月29日
活動の形態:中級滝巡り+α (5人) / レンタ
装備:8.5mm×50mm, 沢タビ
感動度:限りなく~異次元
①5年ぶりの大杉谷
比良が増水状態だったので、
期待感を持って挑んだ千尋滝の直下。
大台の道の駅では、
計画を打ち合わせていた4名の皆さんに加え、
初めて瑠璃さんにお会いする。
前回の記録を見てみたら、
七ツ釜滝遠望地点まで、
132分で行っていたのに、
今回は泊まり装備で足取りが重い。
地獄谷吊り橋
こんなに遠かったけかという感じで、
ポイントポイントを通過して、
いよいよ千尋谷の出合いへ。
一旦東屋で休憩をとる。
前回より水量が明らかに多い。
東屋より少し戻って谷へ下り、
本流を石を沿いに渡り千尋谷へ。
②直下へ
15m程度の滝
特に難所はなく、
前衛滝含めた千尋滝の下に。
格好良いこの2段も撮影しつつ、
ここで瑠璃さんとはお別れとなります。
ここからは、
右岸の岩場を適当に登って滝前に。
振り返った流れ
登攀グレードはI I+
末広がりの美瀑で、
明るく開けた滝前も居心地が良い。
この部分の推定落差は75m〜80mだろうか。
素晴らしい滝でした。
③ゴースト
今回の遠征では、
撮影について教わることが多く、
後々パンダさんに「ゴースト」の
存在を教わります。
逆光の時間が長く、
普通にとっていたら、
赤や緑やピンクの丸が多発していました。
僕の場合は、
撮影を始めたのがかなりの、
スロースターターですが、
新鮮な毎日を過ごせています。
睡眠も十分にとり、
充実の千尋直下でした。
④高巻き
さて、今回はこの滝を越えて上流へ。
左岸高巻きに入り、
ゴロゴロのルンゼを登り続け、
途中で尾根側へトラバース。
その後、角度を変えながら、
高度を上げていけば、
千尋滝落ち口に近めに上がれました。
大きな滝の高巻きなので、
時間はかかりましたが、
パートパートの悪さはそれほどでもなく、
昨日の比良の方がずっとでした。
巻き始め:14:20
千尋滝上:15:14
⑤備える
落ち口。
東屋が見える!
平坦な河原で、
滝がないかと思いきや、
2つの滝が連続。
3m滝
3段7m滝
それぞれ右岸高巻きで堰堤ごと越えたら
広い河原となります。
静かな夜を過ごせました。
翌日は加茂助谷です。