滝口沢の大滝
滝口沢の大滝—【神奈川県 足柄上郡 山北町 神縄】—
滝の記録 ~ドーム状ゴルジュに落ちる静かな名瀑~
訪問日 2018年11月25日
活動の形態:中級滝巡り+α (2人) / レンタ
装備:8mm×30mm×1, 沢タビ
感動度:かなり(20m大滝)
①2回目
実はこの滝は、
今年の元旦に訪れていて2度目。
大変感動しましたが、
色々な理由で記事化してませんでした。
2018年1月1日
(距離がお手軽なわりに危険があることや、
車を停めるスペースが不明だったことなど。
元旦はバスで)
滝壺沢から戻って、
滝ペーさんと滝口沢へ。
ログです!
(またも途中から計測)
②滝前へ
車はひだまりの里PAに停めることで、
事なきを得ます。
ここから沢までは15分ほどの徒歩なので、
車に気をつけながらおしゃべりをしていると、
目的の橋に到達。
沢に入るとすぐに前衛滝が見えてくる。
元旦は寒かったため、
この滝は直接、登らなかった。
(左から斜面を登って、途中で横移動)
今回は直接登って行ったら、
すんなりと滝前にいくことができた。
③素晴らしい場
元旦はハンディカムによる撮影。
「スイングパノラマ」を駆使し、
少しでも狭い空間を捉えようと試みた。
しかしやはり今は
「α」で撮ってみたかった。
後ろを大きく迫り出した、
岩が覆っていてドーム状の滝前。
良い滝は何度来ても良い。
特にそれが道から近ければなおさら。
滝ペーさんも大満足していたようだ。
④脱出劇
しかし、脱出にはそれなり工夫が必要。
登って来たスライダー状滝は、
止まれないと、一気に放出されて、
大怪我のリスクがある。
ロープをかけるための、
支点の木はかなり高い場所から生えている。
(前回僕は単独で、
横からロープを張りながら来て、
それを掴みながら戻った。)
なので、今回僕らは、
適度な石にロープをぐるぐる巻きにして結び、
投げることによってロープを
木にかけようとした。
投石隊長がこれに挑戦するが、
なかなかきまってくれない。
であればと、
僕がクライミングで直接、
木まで登ってみようかと検討。
(細かい支点をつないで5~6m登る)
しかしやはりリスキーなので、
ぐるぐる巻き度を強めにして、
投げてもらったら、それが成功!天才!
ロープがスルスルと落ちてきた。
⑤脱出劇 その2
ロープは木の高めにかかったので、
1人目がロープで降りると、
ロープがピンと伸びて空中に伸びます。
すると、2人目がいざ降りようとしても、
ロープに手が届かなくなる可能性がでてきた。
ここは、持参のスリング4つを
連結させたら4.5mぐらいの長さになって、
それをロープにもくくり付け、
2人目が手に持っておくことで対応!
その後、少しトラブルもあったが、
安全に降りることができた。
⑥お気をつけて
今回のように、
滝口沢のこの滝は、
ちょっと頑張って小滝を登れば行けますが、
帰りには何らかの工夫やスキルが要ります。
なので、初心者の方は、
必ず腕の立つ人とロープを持っていきましょう。
晩秋から初冬の丹沢滝めぐりでしたが、
源五郎・滝壺・滝口という
3箇所を楽しめました。
冬の沢トレは個人的に大切と思っています!
頑張っていきましょう。