庵座の滝
庵座の滝—【三重県 三重郡 菰野町 千草】—
コメント
台風の過ぎ去った後のアプローチで、
何カ所か激流の渡渉を迫られました。
滝の記録 〜SUPER庵座の滝〜
訪問日 2013年9月16日
活動の形態:ハイキング+α(ヒル注意)/レンタ
感動度:かなり
①菰野(こもの)町
2泊3日の岐阜・北陸遠征も
2日目の百四丈リタイアにより、
3日目の予定の
福井県の滝を2日目に見終え、
3日目にやることがなくなりました。
そこで三重県の北部にあり岐阜に近く
なおかつ名瀑がある菰野町へ
夜のうちに移動しました。
②台風の中、車中泊
夜中の間、台風は三重県に上陸し、
とてつもない風と雨に車が襲われました。
しかし、車も壊れず、
台風も過ぎ去ったので
お昼過ぎに庵座の駐車場に移動し、
アプローチを開始します。
③ルートミス
スタート地点から5分ほど山道を通ると、
キャンプ場がある分岐点にたどり着きます。
ここで当然左を選択し
川沿いに進みますが、
しだいに道が不明瞭になり、
しかたなく強引に
堰提をこえて川沿いに出ました。
進むべき川はおそらくこれであり、
沢装備もしているものの、
明らかに正規のルートを外れており、
危険性が高いと判断し引き返します。
はて、どこで道を間違えたのか?
すると、激流としか思えない川の方向へ
小さな看板が矢印を示していました。
普段なら容易な川渡りも
ももまで水につがる、
壮絶な渡渉となりました。
なかなかルートが見えず、
ここを突破するのに、
20分以上かかりました。
④上段滝壺へ
その後は普通の道に合流しましたが、
台風の影響なのか、
その前からなのか一部ルートが崩れています。
その後すぐ滝が見えてきましたが、
安全に降りれそうなポイントを探して
登っていきます。
しかし、完全に
釈迦ヶ岳の登山道に突入したので、
三段の滝(?)を見た後引き返します。
ガレ場を慎重に下りました。
すると二段構造になっている
庵座の滝の下に出ますが、
ここでも激しい渡渉が待っています。
最後のどー考えても厳しい、
ダムの放流水のような流れは、
叫びながら突破。
後は右岸にかけられたロープ伝いに
上段滝壺へ…
⑤それは嵐
庵座の滝は通常、クリーム色の岩盤に
水が優しく流れる癒しの滝なのですが、
この時は水量が30倍程度になっていて、
荒れ狂っていました。
写真でしか見たことないですが、
あの黒部の名瀑、
岩苔小谷大滝をイメージさせる勢いでした。
恐らく、
庵座の滝を捉えた写真としては
ほぼ最大の水量なのではないかと思います。
到達した時の感動は、
凄まじかったのですが、
全身がびしょぬれになり、
カメラのレンズを拭くものもなくなり、
次第に撮影が出来なくなって撤退しました。
⑥初のヒルと帰路
この滝のアタックで
おなかがいっぱいになり、
他の滝へは行かず、岐阜に帰ることに。
駐車場で準備中に、付着したヒルを発見!
完全にやられました。
左足付け根の血は、
岐阜→名古屋→高速バスでの移動中含め、
6時間くらい止まりませんでした。
⑦遠征まとめ
1日目:
阿弥陀→白水→ふくべ→姥ヶ滝→綿ヶ滝
2日目:
百四丈敗退→仏御前→龍双ヶ滝→養老
3日目:
庵座の滝→岐阜→名古屋→帰路…
岐阜・北陸遠征は、
台風と重なってしまい、
百四丈のリタイアもあって、
散々ではありましたが、
有名な100選の滝など見れたことは、
成果でした。
次の遠征としては、
九州に行くことになります。
(3日後から桜滝へ)
アクセス
Step1 朝明川渓谷駐車場へ
Step2 徒歩40〜50分程度
Step3 ガレ場を下る
Step4 右岸から下段を巻く