滝いろ|檜原村バリエーション 出野沢と払沢の滝

活動記録

滝の記録

訪問日 2024年2月18日

活動の形態:中級滝めぐり+α~1級沢登り / 公共交通機関

装備:フェルト足袋

感動度:けっこう(倉掛滝)

所在地:東京都 西多摩郡 檜原村

① 春日和の好天

この日は気温の上昇が見込まれ、冬の山活動を展開。武蔵五日市駅に向かう。

今年から道中の街や電車をダサい格好で移動することに対し、手を打ち始めることにした。

移動中も最低限こなれた雰囲気を作るためには、工夫が必要であったが、来ていたもこもこジャケットが体積を取りすぎて、滝装備に切り替える際にかなり苦労。

柏木野のバス停でそれでも切り替えて、南秋川に降り立った。

② りゅうほうの滝

支沢からの小さな滝はすぐに見えていて、川に入って近づく。

上流側からパシャリ。

写真の左上の箇所が川に降りる場所で、ザックも置いてある。

小さな支流滝でも本流と合わさることで独特の好風景として印象に残った。

今回はこのような滝めぐりから始まる。

③ 又土、ダイコン

道路に戻り、矢沢の方に向かっていくと、又土橋から滝が見える。

これが又土滝(3段7m)で上段が少し綺麗なナメ滝。

宮の沢という呼称がwebで見られたが、別資料ではヌド沢。1~2段目は倒木で捉えづらい。

また、車の道を進むと滝を視認できた。

沢名不明であったが、後日観光協会の方とご連絡が取れ、「滝の沢・ダイコン沢」であると調べて頂いた。滝の高さは2段4m程度。

④ 倉掛滝

矢沢方面に曲がると、鳥が多数飼育されているお家を過ぎる。

矢沢に来るのは3回目。

2015.7の軍刀利と2019.11の陸軍滝。

今回は手前の倉掛滝を訪れる。

林道に戻り、岩前から川へ。踏み跡はそれなりにあった。

水温は冷たく滝前に来るのはややしんどいが感動!

東京の滝30選には入る滝だと思う。

夏場なら上に抜けても良いだろう。

⑤ 出野沢へ

そして今回の沢遡行パートの出野沢へ。

少し歩くと、銀座亜紀枝(ぎんざあきえ)刺子館という芸術展覧古民家がある。

非常に興味深かったが沢装備のため断念した。

1mの小滝 (未カウント)

出野沢の林道は先日の大雪からか、最近発生したと思われる倒木が多数。

通過に難儀する。

林道が終わって沢に入るとすぐに2mCS滝が。

左から伝っていき、中を越えられる。

少なくともこういう滝が1本あったので、ホッとする。

⑥ 穏やか後

2条1m滝、これも未カウント。

↑ 谷の風景

感動度はそうないも、5m級の斜瀑もあった。

その後、二俣でルートを右に取る。

右岸が立派だったほぼ枯れた滝

ほぼ枯れた3.5m直瀑。

最近まともなクライミングをしていなかったため、このIII+程度の登攀が結構緊張した。(もう少し難しかったのか…)

広場みたいな場所で左のゆるい斜面に逃げずに、2.5m程度の直登を突破して先へ。

もう難所はなく斜面の詰めで松生山への笹平コースに合流する。

⑦ 払沢の支流下降

払沢の滝の手前に右岸から合流する支流はそれなりに距離もあり、地形も一部厳しそうにも思える。そのため50m1本を持参。

左俣の10m階段状枯れ滝、1.5mCS滝、4m枯滝は全てクライムダウンできる。

なかなか立派な岩の様相を見せる。

二俣に見える場所で右俣から10m級の段瀑が加わるが、右の方が圧倒的に水量が多くこちらを本流とみなした方が良いかもしれない。(集水域は変わらないはずだが…)

4.5m滝の下降でロープ出し。

さらにその下に10m級の滝が見えたのでこちらも懸垂下降。

水量があればなかなかな滝で、結果的にこの沢で一番大きな滝だった。

この後、この沢は滝を一切失い、穏やかな森の中一定の間隔で高度を下げ続ける。

この沢は隣に旧檜原城があり、当時の戦の攻防でこの沢が活用されたのかもしれない。

滝は少なく、過去も見た出会いの3mナメ滝に合流した。

この沢が払沢だという詳細図があり、不明ですがそうも捉えておきます。

⑧ 5度目の払沢

この日は土曜だったので訪問される方も多かった。

下から

前から

前回はコロナの頃に2段目、3段目、4段目と見ていき、瀬戸沢も歩いた。

いわゆる冬景色ではなかったものの、ここで締めることができた。

GPS

⑨ 豆腐と帰路

バス停で解除し、滝の音豆腐という超濃厚豆腐をいただく。

湯豆腐用のタレをいただけるのでバスを待っている間、豆腐を食べるのがおすすめ!

完全にファッショナブルウェアに着替え、武蔵五日市から自宅に戻っていくが、Tシャツが裏表逆になっているのに気づいたのは23区に入ってからだった…

近所でラーメンを食して終了。

⑩ まとめ

もう結構東京の滝は見たかな?と思っても、実はいろんな切り口があって自分なりの滝めぐりを展開することは可能。

奥多摩は都心から圧倒的に近く、公共交通の場合3000円程度で1日を満喫できる最高のフィールドのため、これからも訪れることが多いだろう。

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