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前日の水根沢でウォーミングアップを終え、
迎えた本番の小川谷廊下。
決して初心者向きではないという、
丹沢一の美渓を抜けることはできるのか?
公共交通期間で、
奥多摩と丹沢をつないだ2日目です。
バスの場合、下の辺から林道へ
訪問日 2016年8月12日
活動の形態:沢登り(単独) /電車+バス
装備:沢タビ, 8mm30m×1
感動度(石棚):けっこう~かなり
本厚木は丹沢活動の前入りとして、
しばしば利用をしています。
新松田まで移動し、
御殿場線への乗り換えの合間に、
小田急ストアで当日の食料を調達。
谷峨駅に降り立つも、
バスの時刻は調べよりも1時間近く遅い。。
暇なので河内川沿いに歩き始めるが、
疲れてしまい、川西橋のバス停で待機。
しばし頭の整理をしていました。
玄倉のバス停で降りて、
橋を渡って、玄倉林道へ向かう。
今日は歩きなので関係ないも、
まさに、昨日から玄倉林道は
車両通行禁止になっていました。
そのまま進んでいくと分岐があり、
左に少し下って行くのが中ノ沢林道となります。
橋をわたって先に。。。
その途中で、
軽トラに乗った方が後方から現れ、
小川谷廊下への下降地点まで
のせていただきました。
この先の施設の、
トイレ清掃の仕事で来られたそうです。
林道通行止めの原因ですが、
ガラの悪いキャンパーが、
BBQセットなどのゴミを、
そのまま捨てていく事態が、
多発していることにあると聞きました。
多分40分くらいは
時間短縮できたと思います。
ありがとうございました。
踏み跡を適当にたどると
堰堤が見えてきます。
これは小川谷の支流で、
4箇所くらい左右の梯子から
堰堤を降りていきます。
最後は濡れる可能性が高くなり、
アプローチシューズで粘って突破しました。
そして入渓地点に地点に着きます。
まずは最初の滝。
深い所に吸い込まれていきそうな、
そんな不気味な入口にかかっているF1。
右から越えました。
次は、大岩で流芯が
左右に分断されている
迫力ある5m滝。
右の流芯に残置のアブミがあったので、
これに右足をかけましたが、
シャワークライミングになります。
残置がなかったら
何倍も難しくなると思います。
次は6m滝。
左から登るのが順当のようですが、
右の残置ロープから登りました。
その次にはU字状のナメ滝があって、
この辺りはかなり綺麗なところでした。
この滝を越えた所で
先行のお二人に先を譲ってもらいました。
2段7m滝は1つの見せ場です。
写真がぼやけてるのが残念ですが、
かなりかっこ良く雰囲気のある滝でした。
左側から滝を登ります。
慣れていないと緊張する箇所だと思います。
進んでいくと、
丹沢マイナールート探検隊のページで、
親子岩と表記されている場所があります。
この先、中盤の核心部に突入します。
この滝は左から取り付いて越えます。
すると、スラブ連瀑帯の始まり。
その入口にはこれまた
かっこ良い滝がかかっていました。
釜の形や色も最高です。
ここは右から巻きます。
ただ、スタンスが少し少なくて
やや難しく感じました。
乗り上がれば後は左岸から
巻いていくんですが、ところどころ、
傾斜が切れていたり、
慎重さが要求されました。
(途中に見えた滝)
この先には大岩があります。
ここはぶっといロープを掴んで登れます。
特に休憩もせず、進んでいきました。
その後しばらくで、
ついに核心部の石棚のゴルジュが始まります。
ここは右から。
そして次はトロが形成されていて、
取り付くために胸まで浸かりました。
滝は続いていき・・・
いよいよこの滝に。
小川谷廊下核心 5m滝
近くまで行くと
右壁に2枚の残置ハーケンがあり、
これにお助け紐を通して環ビナで確保。
体を起こし、
左足を流芯のスタンスにのせて
お助け紐を解除。
無事突破しました。
大コバ沢が出会い、
迫力あるチムニー滝を左から越えます。
いよいよ、
石棚を前衛滝と合わせて見物します。
左から越えるとついに、滝前に。
捻っている流芯と、
紺碧の浅い滝壺と周囲の色、
また漂う秘境感に感動しました。
僕が滝見をしている間、
単独の遡行者が2名後ろから現れ
すぐに先へ行ってしまわれました。
この後、滝左の岩場を、
登って行く形になります。
(高度感がある登りになります。)
この後すぐ右岸を詰めあげて
エスケープ可能なようですが、
東沢の出合まで遡行しました。
少し木々が倒れている、
崩壊地も有りました。
崩壊した堰堤を過ぎると
河原となり、東沢が出合います
下山路となる、中ノ沢経路は
右岸をまあまあ登った所にあります。
見つけるのにてこずりました。
途中分岐を右に進み、
それがあっていたのか不明ですが、
40分前後で林道にあがりました。
すぐ先にゲートが。
穴丿平橋で体制を整えて
後は玄倉に戻り、
バスで一気に新松田へと帰還しました。
小川谷廊下は魅力に溢れた
素晴らしい水のフィールドで、
車に乗っけていただくラッキーはありましたが、
公共交通機関でも行くことが可能です。
しかし、多少は滝の登攀になれた、
(+前日にウォーミングアップ済みの)、
今の僕だから抜けれた感はあり、
これが1年前とかだったら、
難しかったのではないかと思います。
昨年は2名が亡くなるという
悲しい事故も起きており、
総合的な滝、沢のスキルが求められます。
Step1 玄倉林道のゲートへ
Step2 林道を歩き途中から中ノ沢林道を進む
Step3 踏み跡から支流を下降し小川谷へ
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