千頭川左俣と中島権現滝

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中島権現滝
【鹿児島県 熊毛郡 屋久島町】

滝の記録

訪問日 2019年5月4日
活動の形態:中級滝巡り~1級沢登り (単独) / 車
装備:沢タビ, 撮影機材, 7.7mm×40m(1本)
感動度:けっこう~かなり(全体的に)

①屋久島最終日

本日はお互いのやり残しを果たす別行動。

泣いても笑っても、
本日が屋久島5日目の最終日だ。
(小田汲川の翌日)

滝ペーさんは稜線からの、
山岳風景が見たいということで、
淀川登山口からの黒味岳登山に向かう。

九州の中でも、6番目に高い山らしい。

4時スタート11時 車にてピックアップ予定。

②淀川登山口

さて僕はどうするか。。。

ぼーっと海を眺めるという、
癒しプランの他にいくつか別プランも思い浮かんだが、

淀川登山口というのが、実は、島を回っている、
県道からめちゃくちゃ運転しなければならず、
一度海まで出ると、もう戻るのは困難だろう。

③前岳登山口

地形図を眺めていたら、

帰りのバスの時間制限のため、
午前中のみのアプローチができない、
中島権現滝への新ルートが閃いた。

問題はアプローチ開始地点に、
駐車余地があるか。

車を戻らせると、
そこは前岳登山の拠点となっていて、
十分すぎるスペースなうえ、
前岳を登る方は一台も来られないので、
独占。。。

ピックアップを考えると、
5時30分出発、10時下山の
4時間半が僕の活動時間となる。

④ルート概略

沢装備をして、
装備は絞って、
千頭川左俣の下降に入った。

そう、今回のコースは、
千頭川を下ると、
トロッコの安房森林鉄道に合流し、

その道をひた歩くと、
荒川登山口からの道に合流し、
あとは、かなり下るといった手筈だ。

⑤苔ランド

入渓した千頭川左俣は、
すぐに、苔ランドの様相を呈した。

選択した沢タビとは、完璧な相性。

中段に堰堤が築かれた4段15m滝

碁石みたいに丸い岩の前の1.5m滝

左岸がどら焼きを積み重ねたような4.5m滝

右俣との二俣には、
鰐の頭をしたような岩の両門滝。

⑥威嚇される

水量、川幅をました
千頭川本流は、巨岩が、出てくる。

一箇所流木を利用して下降。
そうして、橋が見えたその時、
獣の叫び声が聞こえた。

猿である。

右岸の岩にいた猿が、
思いっきり、威嚇を始めてきた。

睨みながら、叫んでくるし、
負けないようにこちらも叫んで応戦。

その猿

なんとかやり過ごし、
トロッコ道に合流。

歩いていて不思議な気持ちになる。

⑦トロッコ道と坂下り

その後、屈曲して、途中で真っ暗に怯える、
真っ暗トンネルがあったり、猿と鹿が大勢集まる、
猿と鹿の谷が見れたり、楽しませてくれる。

普通のトンネル

いよいよ下る道だ。

施設の裏に階段で回って、
そこからはモノレール沿いに下へ。

さらに発電所への踏み跡を辿っていくと、
かなり高度を下げて発電所に到達。

滝はその対面だ。

⑧枯れた甌穴滝

残念ながら水は枯れていた。

しかし、40mはあろうかというその滝の幅。

社台滝のような甌穴と複雑な流れ。

ぱっと見の50m部と見え隠れするさらに上部。

唯一無二の姿であった。

安房川は屋久島一の長さの河川であり、
中流部の水枯れは取水で間違いないが、
問題はその機序。

季節なのか、時間帯なのか、
水量がある写真もネットでは散見され、
今後それは明らかにしていきたい。

⑨帰りについて

とにかく、登り返しは、
高度があり、しんどい。
220mぐらいは高低差がある。

帰路の真っ暗トンネルは角度的に、
行きよりも真っ暗区間が少なく通過。

千頭川の猿はいなくなっていた。

一箇所。

流木で降りた箇所は、
ザックを背負ったままだと、
大胆なムーブが難しく、岩の上に先においてしまう。

そのあと、突破するが、
初級ムーブではない。

左俣で苔ランドを楽しんだが、

元来僕はこうした、奥多摩・奥秩父的、
緑の世界が好きなのかもしれない。

橋!

車に到達。

ミッションコンプリート。

⑩まとめ

全ての荷物をまとめて、
淀川登山口にPick Upへ向かう。

千頭川は右俣の方が、地形図が鋭く、
レポも一件、ネットでありました。

左俣に関してはないのですが、
どら焼きとワニが見たい方は行ってみてください。

猿には注意です。

全体的に、疲れたが、やりきった実感。

昼は豪華なちゃんぽんを食し、
レンタを返却。

フェリーに乗り込むが、
この日は乗客が多く、
僕は雑魚寝のスペースにありつけなかった。

島での日々を思い返しながら、
4時間を過ごす。

桜島

屋久島という非日常で味わえた、
ゆっくりと流れる一瞬一瞬の時間、
それが今回の宝物でした。

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