滝いろ|中国 北京 密雲の黒竜潭

活動記録



黒竜潭

黒竜潭 へいろんたん—【北京市 密雲県 石城郷 鹿皮関】—

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幻の北京の滝シリーズ第1弾です。
場所は北京市街地北東部の黒龍潭。

そこそこ見応えのある
通天瀑が待っています。

滝の記録

訪問日 2011年11月6日
活動の形態:お手軽/バス+タクシー
感動度(通天瀑):けっこう

①北京での活動

留学生活も2ヶ月を終え少しずつ、
中国北京の町になじみつつあった11月
北京の郊外に繰り出して滝を見てきました。

なお、北京の滝に関する
まともなレポートや記事は中国の検索エンジン
百度(バイドゥー)でも少なく、

かなり貴重な記録になると思います。

②密雲県へ

北京市は四国と同程度の広さがあり、
市街地の周囲には山が多い
郊外の地区が広がっています。

その中でも北のエリア
【密雲(みーゆん)県】。

ここには【東直門】という
北京市街地の重要エリアから
長距離(中距離)バスに乗っていきます。

③へいろんたんへ

密雲県の市街地にバスでつくと、
今度はタクシーを探します。

そこらじゅうにいるタクシーと
値段交渉をして黒竜潭へ向かいます。

時間は30〜40分程度だったと記憶しています。

④渓谷、黒龍潭

入場料(門料)が必要ですが、
学生(留学生も)はどこでもたいてい
半額料金になっているのが嬉しいところです。

上の写真でわずかに見える
一の滝を過ぎていくと、二の滝に着きます。

⑤渓谷、黒龍潭

【黒龍潭 二の滝】

貸出のボートで商売をしている人がおり、
ぷかぷか浮いているのがなんとも特徴的です。

まあまあいい滝でしょう。

このように、
中国の滝は岩盤に赤い字でその滝の名前、
淵の名前を書き入れてあることが多いです。

これには中国の自然観が
影響していると考えられます。

上海の闘コウロギ
(コウロギを闘わせて競うバクチ)
に関する菅豊さんの論文によれば、

中国漢人社会では
ありのままの自然よりも人間が手を加えて
磨き上げたほうが自然はより美しくなる

というようなことが述べられています。

つまり滝や自然景観においては、
そのままの状態よりも、
赤く文字を刻んであげた方がその
見応えが上がると考える人が
いたのではないか??と僕は考えています。

⑥通天瀑

そしてメインとなる通天瀑へ

落差は25〜30M程度。
黒と茶褐色の岩盤の上を美しく滝が流れています。

結果的に僕が見た北京の滝の中では
トップ2の1つにあたります。

冬には凍るそうです。

滝としてはそこまで
おススメというわけではないですが、
北京でヒマができた方、
中国の自然観に触れてみたい方、
そんな方は行ってみてもいいと思います。

この後は、
近くの桃源仙谷に向かいました。

アクセス

Step1 地下鉄10号線・13号線が通る東直門へ
Step2 バスに乗って密雲県に向かう
Step3 そこからタクシーで黒龍潭へ

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