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訪問日 2020年11月14日
活動の形態:2級上沢登り(登攀) / 車
装備:8mm×50m, 7.5mm×50m, 8mm20m×1, 15mフローティング, ミラーレス一眼(広角), 三脚
感動度:まあまあ
秋のひと時。
今回はまいちゃんにK氏、
という初のパーティで丹沢へ向かう。
季節の割に寒さは耐えられるレベル。
今回は女郎小屋沢を遡行し、
モチコシ沢を下降するというプラン。
玄倉林道を歩いているが、
パーティ編成から、
新作感動映画のアイデアが浮かんでくる。
赤い実をつけたマムシグサを発見。
トンネル
林道の距離は長かった。
河原に下降すると、
そこはジオポイント。
少し上流で女郎小屋沢に出会う。
緩やかな小川といった印象で、
堰堤を2つ越える。
途中から沢感が出てくる。
こんな感じ。
3条15m
結果的にこの沢で一番居心地が良く、
かつ最も困難な滝となった。
しばし休息。
K氏にフォローしてもらって取り付く。
まいちゃんにはたわしを借りた。
かなり厳しめに見え、無謀はよくないが、
トレーニングの成果を試さなければならない。
下記の残地位置画像は、
オンサイトを目指す方は見ないでください。
最初の残置ハーケンの箇所で、
2:30 ダイニーマで1個目のランニング
この辺りで浴び続けて、
7:00 少しクライムダウン
良いホールドがなく苦戦…
13:00 掴めば突破できるホールドにターゲット設定
13:30 フリーを諦め、
14:30 下からもさわれていた
16:00 たわしで懸命にスタンスを磨く
17:30 左手スリング引っ張りと
17:45 ターゲットを両手でマッチ
18:30 指の感覚なくなり回復を待つ
19:30 バンドに立ち込む
20:45 第四のランニングをとる
23:30 ラストトラバース地点(落ち口への道) なかなかスタンスが信用できず、
26:30 ラストトラバース開始
27:30 登り切って手を振る
ビレイ体制を構築してゴープロを切った。
50mロープはK氏が持っていたものを使用してしまい、
もっと軽量化していたら、
二人とも大きなテンションかからず、
28分間も登り続けて、 なお、右岸から簡単に巻ける。
さて、しばらく穏やかな流れ。 女郎小屋沢の岩はこんな感じ。 F2に到達した。
滝前は少し荒れているが、 明暗差が強かった。。 直登は左壁をIII級の登り。
しばらく小滝が続いたのち、 スポンサードリンク
僕は野猿棚は4本の滝と認識する。
(後半の2本だけを、
最初の3段17m滝はまいちゃんリード。
中段から振り返って。
中段から見上げて。 6m滝
直登困難なため、
バンドを慎重に通過して、 既に二人は上の方へ向かっている。
滝としても見応えは微妙だが、
上部に向けて、
野猿棚ラストの滝は逆層で、 最後はマントルを返して終了。
この上から途端に水がなくなり、
5~6mのCS 残置スリングを掴んでの、
2人はすたすたと左端を
お助けを出してもらって掴んだが、 しかもボディビレイなので、
左上の灌木を掴んだことでクリア。
さらにかつて穴が空いていたという、CS。 これは穴が塞がっていて、
リーチが要求される課題であったため、
その後最後の詰めは、
ここの詰めでまいちゃんの足が滑り、
モチコシの下降計画は
小川谷方面へ向かい、
東沢に着くと滝。
さらに時折滝。
幅広の滝。
数段の滝。
2度目の小川谷に到達。
ジオをここで追加。
鹿の立派な頭の骨が散見された。
途中下山時にルートを見失う。
それは去年の台風ハギビスによって、
今年の小川谷は釜が埋まってしまったようだし、 秋の終わりを感じる。
長い小川谷右岸経路を終えると、 星が凄く輝いていた。 首都圏でもここまで星が見えるなんて感動。
あとは80分歩いて完!!!
この後、ラーメンガキ大将へ。
コテコテスペシャルを食して、
大量の里芋を200円で購入。
ありがとうございました。
スマホを防水ケースにしまう。
3:50 激シャワー右横に到達 困惑
4:21 さみー!!!と叫ぶ
5:30 ダイニーマで二つ目のランニング
まともな思考が働かなくなってくる。⑤サイドで耐えてエイドへ
8:00 横に活路を求める, K氏から心配の声が飛ぶ
8:40 足上げ成功
さらに右に逃げるルートは断念。
右端直上へ。
エイドクライミング(A0)に切り替える
スリングに第三のランニングをとる。
右手ホールドでムーブ起こして浮上。
⑥回復を待ち、ラストトラバースへ
(指の付け根まで入る横向き三角柱抜きのガバ)
<ヌメりを恐れてたわし作業>
踏ん切りがつかなかった。⑦やり切る
なぜか自身は50mロープをザックにしまい続けていた。。。
体が振られずに足がスムーズに上がっていたと思う。
(A0 IV~IV+)
ライン通りに上がってきてくれた。
もう今日はやり切った感。
今日の任務は終わった。⑧岩とF2
岩盤と流れが美しい8m滝だった。
野猿棚の連瀑が始まる。
⑨YAEN DANA
野猿棚と見ることも極めて自然だが、
その場合の落差は20mそこそこ。)
細かいスタンスを丁寧に拾って突破!
左のバンドに乗り上がることになるが、
良いスタンスは少ない。
野猿棚の主瀑級に対峙。
中を通過する過程が楽しめる。
ステミングや地味なムーブで登ると、
最後が途端に悪くなっていて、
ぶっとい残置ロープ🪢に助けられた。
右から登ったが、ヌメヌメで終始神経を使う。
⑩CS滝の応接
詰めのV字状ゴルジュへと至る。
カンテ乗り越しムーブが、
疲労と荷物に振られて断念。
(本当はつっぱりでそのまま上がるらしい。。)
微妙なムーブで通過していったが、
僕は詰まった。
それを掴んでも前進においては
意味をもたせられなかった。
僕が落ちたら止まらないだろう。
K氏が見事なダイナミックムーブで突破し、
僕は地味なムーブで続く。
まい氏にはロープを垂らした。
⑪モチコシは持ち越し
時折落ち葉なだれが発生する。
肩を痛めてしまったようだ。。
(ガコッと外れたような違和感だそう)
かなり時間が怪しかったが、
これでまさに「モチコシ」することは確定。
50mロープで懸垂。落ち葉ルンゼを降る。
⑫小川谷東沢の滝
⑬下山
デッチ沢中流部がズタズタに切り裂かれ、
ルートが消滅してしまったからのようだ。
この辺りの影響が出ているのだろう。
林道に出た。あたりは暗い。
⑭その後
健康的には脂質と塩分、飽和脂肪酸を
取りすぎてしまった可能性があるが、
トータルプラスの良いお店だった。
代表的な丸い石英閃緑岩が一つ。
トーナル岩は見つけられず、
安山岩質とチャート系、堆積岩がそれぞれ。
中でも右下のマイロナイトは
丸く磨かれたもので初めて認定しました。
① 各々が持ち味を発揮した良い活動であった。
② この沢で個々の滝のクオリティに期待はできない。
③ 日常的なトレーニングと現場での挑戦のサイクル
④ 狙いをつけて、遠めを取りに行く感覚, 悪いスタンスへの踏み込み
⑤ 登攀における「荷」が重いとまず足が上がりづらくなる。
⑥ スリングを解くのに時間を取られた。一瞬で使えるように準備を。
⑦ まい氏の肩の怪我は軽症で済んだとのこと!
⑧ まだラバー靴には慣れない (しっかりと履いたのは9日目)
⑨ Go-PROの飛沫対策が必要。
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