田立の滝 天河滝と霧ヶ滝
【長野県 木曽郡 南木曽町 田立】
滝の記録 ~雪道の果てに~
訪問日 2013年1月20日
活動の形態:中~上級滝巡り(冬)/電車
感動度(天河):限りなく
①最終日
名古屋駅で旅行最後の夜を過ごし、
翌朝、名古屋→多治見→中津川→田立
と移動しました。
7時50分には田立の駅に着きました。
②古典的アプローチ
この滝は普通、車で訪れます
滝入口の駐車場までの距離はおよそ6km。
時速4kmペースで、90分かかります。
急ぎめで滝へ向かいました。
滝の最寄りの駅から滝の駐車場までは普通、
滝がある山間部に近づいていくために、
ほぼずっと坂道だったりします。
今回もそのパターンで、
5kmは登りの坂で
しかもけっこう路面が
凍結していて時間がかかりました。
駐車場にいたる最後の坂道の積雪量が
30cmくらいあってきつかったです。
75分かかりました。
③雪道行軍
この滝は百選としては、 到達が簡単な部類ではありません。
まず最初の滝が見えるまで
結構時間がかかります。
最初の方は凍結のスリップに
注意しながら登って行きましたが、
登れば登るほど、
積雪量が多くなり、大変になります。
この滝はこの時期、
普通の装備で来てはいけない状態でした。
スノーシューの装備など、
雪道の対策が必要でした。
しかしそうした装備もなく、
苦戦が続きます。
④雪のパラダイスへ
必死に40分ほど進むと、
螺旋滝と霧ヶ滝・天河滝方面の
分岐点に着きました。
螺旋滝は今回
後回しにすることにしました。
霧ヶ滝に至る直前では、
積雪量は50cmを有に超え、
まず埋まった階段を、
軍手をはめた手で雪をどけて、
道を作って先に進みました。
橋も積雪が多すぎて、自分がのったら、
崩壊すると思ったので、
雪を下に落としながら進みました。
しかしなんとか、
霧ヶ滝に到着!
氷瀑になっていました!!!
こんなに見事な氷瀑は初めてで感動です!!
「く」の字に折れ曲がる滝筋が
そのままほぼ氷結していました。
滝壺周辺も雪のパラダイスと化していて、
本当に来て良かった滝になりました。
⑤ぼろぼろの闘い
霧ヶ滝も良かったのですが、
天河滝もそれ以上に良い
とのことで、場所ももう近いので、
当然目指しました。
しかし、積雪量はさらに増し、
ひざくらいまで雪に埋もれたり、
転んだりしながら階段を進みました。
一瞬もう戻れないのでは。。。
と後悔もしましたが、
なんとか頑張って前へ進み、滝に到着!
目の前には圧巻の絶景が広がりました。
薄茶色の直角な岩盤に張り付いた氷の化身!
青い空
「天」という文字が
もう少しで描けそうな形になってました。
来るのが大変で、苦労した分、
到着時の感激も大きかったです。
水が外側のシェルターに守られながら
落ちている箇所↓↓↓
下部のカッコよく固まっている箇所↓↓↓
⑥帰路
結局、天河滝到着までに76分かかり、
滝にも15分以上いたので、
もう12時の電車は無理でした。
。。。しかし、ここから粘りを見せ、
40分で駐車場に到着。
さらに残り50分のところを、
走りに走って43分で田立駅に到着。
無事電車に間に合い、
塩尻駅東口を出て左の
「あかい靴」という店で
おいしい竜田揚げを食べました!
アクセス
車:田立の滝駐車場を目指す。
徒歩:田立駅から徒歩90分+徒歩60分で天河滝