鳥屋鐘沢の滝
鳥屋鐘沢の滝—【神奈川県 相模原市 緑区 鳥屋】—
ここの西側の道で、
南に落ち込んだ場所の対岸あたり
滝の記録 ~転進したら穴場~
訪問日 2018年4月1日
活動の形態:中級滝巡り+α (単独) / レンタ
装備:8mm×30mm, 沢タビ
感動度:けっこう(2段18m大滝)
①久々の記事
今回目指していたのは、
東丹沢のキューハ沢周辺。
厚木西ICで降りてから、
20km弱移動して、宮ヶ瀬湖から
本沢川に沿う道を先へ。
しかししかし、目的地の塩水橋周辺は、
一部の隙もなく、車で埋め尽くされていて、
アプローチを断念。
はてさてと、考えてみるが、
割と近いところの、「鳥屋鐘沢」が、
あらゆる面でベストな一本だと選択。
今度は早戸川流域を進んでいき、
「空き缶が泣いている」看板付近を拠点に。
早戸川へは一応トラロープがあり、
対岸にはもう沢が見えている。
最初の滝を見つけたが、
せっかくのミラーレスセットを
忘れてしまっていた。
車に取りに戻って活動を開始。
②撮影機材
前回のあっきーさんとの表丹沢で
三脚とPLフィルターの重要性をご指導頂き、
早速導入をしてみた今回。
特にスローシャッターを使用する際、
三脚の有り無しで写真の質が、
相当変わってしまうとのこと。
20mナメ滝
同時に風景写真の撮影では、
光の反射を抑えて、重宝するという、
「PLフィルター」も装備していたが、
随分と前回よりも、「良い写真」
が取れているような気がする。
大岩隣の3m滝
今までとは別次元に綺麗に撮れるので、
ミラーレス一眼を出してしまうが、
確かにここで三脚も合わせると、
休止時間はかなり出てきてしまう。
③前半の小滝
小滝+幅広5m滝
右から越えていく。
ゴルジュの連瀑
ミニ吹割
ここの落ち口に、
くっついた2匹のカエルがいましたが、
悲劇にも、滝に飲まれて、
離れ離れになっていきました。
ミニ吹割+トイ状3m+トイ状2m+3m滝の連瀑
左から越えて後ろから
④鳥屋鐘沢の大滝
鳥屋鐘沢の大滝は、
下段2条幅広10m+
上段2条8mナメ滝からなる2段瀑で、
なかなかの規模感。
広い滝前なので、
自由に構図が取れます。
右のザレ場から越えていくと、
上段のナメの前に。
下段中央のクラックルートを上から
左の水流の部分からいけるかと思いきや、
足場が足りなくて断念し、結局右巻きに。
⑤引き上げ
奥に落ちる4m滝
広角が効果を発揮した、
3.5mくの字滝
2段5mの複瀑
(複瀑は上段と下段で、
明らかに流れが違う滝の新呼称)
3m弓型の滝(CS)
特に難所はなく、
この辺りで落ち着いてくるので、
引き上げることにしました。
(奥に大滝がある模様)
⑥下山路
左岸の急傾斜を登り続け、
尾根っぽくなったら伝って北へ移動。
早戸川が見えてきたあたりから、
急に傾斜がきつくなって、
少し左にもいきながら、縫うように下降。
ギリギリ、ザイルを出さずに、
つないで行ったら、
最後は溝状ルンゼに突入。
これを時にクライムダウンしながら、
降りて行ったら、早戸川でした。
フリーで降りてきたルンゼ
結果的に飛び出した岬の反対側の、
西側に下降してしまっていて、
林道をしばらく歩いて戻りました。
⑦まとめ
鳥屋鐘沢は上部にも
滝があるようですが、
コンパクトに見るなら、
このくらいで引き返すのがまとまります。
尾根での下山は最後、
ロープ出しませんでしたが、
際どい箇所が連続し、
場所によっては20m分の懸垂下降が、
待ってるようです。
全方位的に鍛えておくこと。
それは滝巡りの選択肢を広げてくれます。
その後は、塩川滝へ…