御来光の滝
御来光の滝—【愛媛県 上浮穴郡 久万高原町 若山】—
コメント
石鎚スカイラインは
12月に入ると中に入れなくなります。
吹雪く中での御来光アタックです。
滝の記録
訪問日 2013年11月20日
活動の形態:中~上級滝巡り / レンタ
感動度:かなり~限りなく
①特別な滝
格が高い滝です。
遠くから眺めるのは簡単なものの、
滝の真下に行くのは険しい滝の代表で、
茶釜・双門と並び、
100選の三大難攻滝の1つになっています。
石鎚スカイラインという道路の
途中にある展望台から眺めます。
②悪天候が
唐岬の滝の後でしたが、
スカイラインに行くまでは、
けっこう細い道が続きました。
しかし、天候が思わしくなく、
なんとついた瞬間から
雪が降ってきました笑
滝壺を目指してやってきましたが、
終了。。。(苦笑)
下はかすかに見える御来光。。。
なんて言うわけにはいかず、
沢装備をして防寒装備をしました。
雪が降ってたので、
普通に氷点下くらいあったと思います。
上5枚来て挑みました。
③遠征のプランニング
御来光の直下を
遠征の初日に持ってくるか、
それとも最終日にまわすかは
愛媛に到着する
直前まで悩んでました。
前者の問題点は
日没までに山を抜け出せない可能性があること
(しかし、晴れそう)
後者は時間的には余裕があるが、
曇りの天気予報になっていた。
ここは安全重視で
最終日にまわしたのでした。
④さあ、滝へ
道路を少し登ったガードレールの後ろが
沢に降りる道の始まりです。
こうした情報は全て
先人の方々のおかげです。
延々と続く下りの道を
降り続けると沢に降り立ちます。
そしてすぐ対岸に
ブルーの目印が。
これが高巻きルートの入口です。
⑤ざっと、途中を
普通に橋もあり、
かつて整備されたことがわかります。
下は【七釜】
御来光の滝ルートの名物で、
なかなかの渓谷美です。
下はおそらく【魚止めの滝】
(はっきりとは断言できないです。)
ここら辺までは、
まだ普通の写真です。
⑥吹雪化
雪は降り止まず、
勢いを増して降ってきました。
辛抱しつつ、
上流に進みますが、
決定的に通れない地点にたどり着きました。
このちょっと前まで
普通に赤テープが示しており、
多少の崩壊があったのかなと思い、
何度もトライ。
しかし、
そのたびにロープをだして、
引き返すなど危険がつきまといます。
落ちたら、
けっこうな確率であの世行きの場所です。
でも引き返したら
滝壺には行けないと思うと、
簡単には諦められません。
⑦ダミー突破
精神的に限界を迎え、
引き返し始めましたが、
最後の悪あがきで
ちょっと上側に登ってみました。
そしたら、なんと、
正規ルート発見。笑
ダミーの赤テープに惑わされました。
最近このケースが多いです。
その後は難所もなく、
25分くらいで直下に到達しました!
⑧神々しい直下
ぎざぎざの柱状節理が
ひたすらかっこよかったです。
直下からだと50mくらいに見えました。
無事辿り着けて安堵です。
滝壺は今まで見た
どんな場所とも違いました。
ここだけ違う水が流れているのか
という感じです。
あまり人を受け付けない
秘境の滝にふさわしい神々しさが
御来光の滝、直下にはありました。
時間は、ルートミスの40分くらいを含めて
2時間45分でした。
ちなみにこの御来光の滝のルートで
一番きついのは
帰りの川から道路までの上り坂です。
ここに体力を残しておかないと
悲惨な目に遭います。
アクセス
Step1 石鎚スカイライン展望所へ
Step2 踏み跡をたどって川へ
Step3 滝まで登り詰める