布引滝
蓮川布引谷布引滝—【三重県 松阪市 飯高町 森】—
滝の記憶
全国の布引滝の中でも、
最も規模が大きく、最も美しい1本。
オフ会の皆さんに導いていただき、
感動的な訪瀑になりました。
(布引谷の東に位置する迷岳の位置↓↓)
滝の記録
訪問日 2015年5月3日
活動の形態:中~上級滝巡り&沢登り(7名) / レンタ
装備:サワートレッカー, 7mm30m+α
感動度:限りなく~異次元
①三段滝?
ネット上では多く、
「布引三段滝」と呼ばれている滝ですが、
正式名称ではないようです。
登山道を利用する尾根ルートが一般的ですが、
布引滝の下流にも良い滝があるそうで、
それも兼ねて沢遡行ルートを
取ることとなりました。
2015GW滝オフ@近畿半島の、
個人的2日目です。
(この日は7名でのアタックです。)
②ルート
前日と同じ蓮ダム下の
橋がある駐車スペースへ。
尾根ルートならここから
橋を渡ってアプローチ開始。
ですが今回は沢ルートなので、
数台の車で入渓点まで移動して、
その車は下山後に回収する手はずです。
蓮ダムを渡る道があり、
無事入渓点の近くに進みます。
堰堤を越して滝にたどり着きました。
③ダンダラ滝
2段7mのダンダラ滝ですが、
釜が深い緑で美しく、かなり良かったです。
けっこうばしゃばしゃ濡れながら、
この滝の前では遊んでみました。
④滝は続く
ダンダラ滝を左から巻いていくと・・・
10m滝が現れます。
そこそこの規模で、
ここも左から越えて行きました。
その後も気持ち良い遡行箇所が続き、
面白く進んでいけました。
⑤2段25m 横投滝
そして結果的に布引谷の1つの要所となった、
横投滝にたどり着きました。
この角度から見ると形が綺麗で、
釜の緑さも、木々の黄緑さもいい感じです。
撮影ポイントも多種多様に取れ、
なんだかんだ40分以上
滞在していたような気がします。
なかなか人が訪れることない名瀑でしょう。
⑥前衛滝の下で
そこからはまた遡行です。
45分くらい進んだことでついに
布引滝の前衛滝下に出ました。
水量は少なめに感じますが、
それでも個人的には満足。
ここで大休憩をはさみ、
僕は30分くらい岩で休眠しました。
⑦落ち口トラバース
大休憩して時刻はもう14時前。
はてさてどうやって滝壺に行くのか?
と思っていたら、
普通に滝横を登って、突破していくようです!
軽く高巻きするものだと思ってました。。。
そのルートはたしかに一つ一つみれば
難しい登りみたいなのはないのですが、
落ちたら死んでしまうであろう高さです。
パンダさんがするすると突破し、
ロープを張ってくれたおかげで、
ヌンチャクでの自己確保ができ、
さささささっと、
乗り越えることができました。
最後ははんぺんさんがロープと支点を回収。
「もっと成長しなければ」と痛感しました。
⑧至福の滝
布引滝は大きな段瀑であり、
この滝壺空間はその一部分に過ぎません。
しかし、それでも、
50mはあるその規模感と、
開かれた大きな空間が
「滝としての格」を物語っており、
そこにいるだけで至福、
というような時間でした。
左岸から滝の全体像を把握できるのですが、
その位置というのもとても
落ち着いていられるところで、
しばし呆然と滝を眺めていました。
たまに滝直下に突撃しに行きましたが、
この滝の飛沫は
めちゃくちゃ気持ちよかったです。
⑨下山とその後
右岸を巻き上がり、
登山道に合流して滝を後にします。
そんなに短くはありませんが、
沢下降に比べれはましであり、
最終的にダム下の橋に降りて行きました。
前日と同じお風呂
⇒大台町の焼肉屋といった流れで、
今回の滝オフは解散となりました。
僕の旅はもう少し続きますが、
場所もアドバイスをいただき、
夢幻滝に決まりました。
アクセス
Step1 遡行ならダムを横断
Step2 布引谷沿いに進み入渓
Step3 前衛滝は高巻きが無難