滝いろ|台高 神之谷川 大栃谷の滝

活動記録

滝の記録

訪問日 2018年8月15日
活動の形態:1級上沢登り (2人) /レンタ
装備:7.8mm×40mm×2, 沢タビ
感動度:けっこう~かなり

①OBON

しばらく時間が空いてしまった。
今年のお盆。

計画は二転三転しながらも、
僕が紀伊半島へ向かう
15日から3日間は全国的に雨天予報。

わずかな雲のスペースを目指そうと思うが、
パンダさんから大栃谷のオファーを頂き、
合流させていただく。

神之谷川を上流まで終点まで進む。

曇り天気であったが、
入渓準備を進めていると、
雨がぽつりと降り始める。

②豪雨と雷鳴の谷

次第に強さは増して、
谷を歩いていくが、ざーざー降りの様相に。

ちょっとした淵。

雨粒のあられを受ける水面
腰まで浸かります。

光がほとんど入らず、凄く暗い谷。

2条5m滝

ここまで豪雨の沢登りはあまり記憶にない。
(思い返せば 九蔵川前半では比較的雨)

大岩と7m滝

途中でゴロゴロと雷が鳴り始める。

なかなかに恐怖心を覚えた。

崩壊した小屋

③雨を楽しむ

2段12m滝

このとき全身は雨でびしょびしょ、
少し休みたいので、
左岸の僅かな岩下で休息を取る。

快適な天候と綺麗な場所は
理想的な滝めぐりかもしれない。

だが時に、雨に打たれながら、
泥だらけになりながら滝に向かう。
そんな日があっても良いと思う。

13m滝

そこそこに大きい。

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④ゴルジュ内を探索

13m滝は右岸巻き。

そうすると上部がゴルジュになっていて、
ゴルジュ内には15m級の滝があるという。

沢屋さんがスルーするゴルジュであるが、
ハーケン打ちからのルート工作によって、
15m滝のすぐ前まで行くことができた。

しかし、雨中によって、
水はドブのように汚く、
ぶっといワイヤーが横たわっている。

滝自体がかかる地形はかなりの良さがあった。

⑤トレーニング

そうしてさっきの、
ハーケン地点まで這い上がり、
そこからはリードフォロークライミングで登攀。

右上に上がっていきそこで、
その際いろいろとご指導いただきました。

安全確保技術に関しては、

「知っていること」と
「知らないこと」の間に大きな差がある

それは長い目で見て、
その人の生存確率に大きな差を生んでしまう。

そんなようなことを、
具体的な手順を教わる中で学びました。

⑥ひょんぐり滝

この後少し穏やかになって、
二俣の左に入るかいなや凄いゴルジュになって、
途中でひょんぐる滝が現れた。

素晴らしい水量でかっこ良い滝だが、
降り続ける雨も相まって、撮影は至難。

かなり近づいて捉えた一枚。

一瞬ミラーレスを取り出したが、
焦っていて設定をうまく変えれずまっくらでした。

⑦巻いて下山

一旦ゴルジュ手前まで戻って、
中間尾根を巻いて上に。

落口から見る

しばらくで7m滝。

ここにて遡行終了。

ここらへんで雨はやんできて、
さっきのゴルジュを下降していったら、
条件的に撮影できるんじゃ?
というのもありましたが、

正直雨遡行で疲れており、
おとなしく尾根で下山することに。

途中、モノレールに合流したら、
ひたすらのモノレール下山。

戸倉ではできなかった、
モノレール下山が初めてできました。

駐車スペースにぴたりと戻って終了。

この日は大天井滝によった後、
杉の湯に向かいました。

コースタイム

7:04 入渓
7:31 2条5m滝
8:23~45 2段12m滝
9:01 13m滝
9:49~56 15mゴルジュ滝前
~登攀+トレーニング~
11:32~45 15m滝前
12:11 15m滝落ち口
12:24~53 7m滝前
14:51 下山
16:08 大天井滝
→温泉へ

⑧まとめ

大栃谷は途中まで平凡な流れで、
圧倒的とは言えないまでもに2箇所のゴルジュがあり、
途中までなら半日で楽しめる谷でした。

最初のゴルジュの滝に接近する場合は、
ロープワークなど必要になります。

モノレールをたどれば道は明瞭ですが、
かなり傾斜は強かったです。

翌日は川迫川 布引谷 右俣です。

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