四王滝・竹原谷左俣大滝
竹原谷の滝—【和歌山県 東牟婁郡 北山村 竹原】—
滝の記録
訪問日 2018年5月3日
活動の形態:1級沢登り / レンタ
装備:8mm×40m×1, 沢タビ
感動度:かなり〜限りなく
①滝談義
尾鷲を出発して約50分のドライブ。
(デンガラ滝の続き。)
途中のコンビニをスルーしたら、
24時間コンビニは道の駅近くにはない。
しかしまだ30分間、
道の駅内のコンビニがやっていて、
夜と朝の食べ物をなんとか調達。
雨降る静かな夜は、
パンダさんと様々な滝談義。
キングダムで、王騎将軍に、
『これが、将軍の見る景色です。』
と言われたときに、世界が開けて行った、
ような不思議な感覚がありました。
②雷の滝
雨は夜中降り続いて、
朝起きたら止んでいて、素晴らしい展開。
見たことがなかった、
雷の滝を見に行って、
本日の水量チェックに伺う。
雷の滝
なかなか迫力のある姿
シカが崖の中這い上がって行くのも確認できた。
③竹原谷
竹原と書いて「たから」と呼びます。
水量が多い時に見栄えのする、
左俣の大滝と、右俣の四王滝が目的地になります。
竹原谷出合から、
ぜんぜん荒れていない道を進んで、
行き止まりがそのまま駐車スペース。
ここで入渓準備をしますが、
ヒルが2匹ぐらいもうついていました。
追い払ったら、しばらく来ませんでした。
④多し!
すぐにもう2段5mの滝が見えていて、
水量は十分多いとのこと。
左側から超えて行くと、
右にはトイ状の滝があり、
左右の沢が合わさるところは圧巻の流れ。
(この辺りは長島の滝群とも言われている模様)
(水量が減るのが怖いのでこれは後で撮影したもの)
左俣へ進む。
⑤左の様相
4m滝の次の、
15m滝はなかなかの迫力。
右岸を容易に高巻く。
そうすると、
しばらく平流が続くが、
13mで2条の滝が現れる。
この滝はここで撮影。
左岸から巻くが、
僕らは小さく高巻こうと思ったので、
ルート的にはなかなかに悪い。
13m滝の2条になっていた、
右側の部分はかなり上部まで
細い窪条の流れで続いていて、
その流れを渡りながらの高巻きになる。
無事に河原に戻ったら、
さらに先に二俣が現れてくる。
⑥左俣の2本
竹原谷左俣大滝 (80m)
見応えのある見事な姿。
水量のあるときに際立つスケール感。
下部のナメ状はそれほどタイプではないが、
上部の水塊部分は気持ちの良い躍動。
左俣の左岸支流には、
30m級の飛沫が綺麗な、
飛瀑ががかっていた。。。
煌めく
こちらは柔らかいタイプの滝で、
小尾根を挟んで、「剛と柔」どちらも楽しめる、
そんな場所が竹原谷左俣にはありました。
⑦四王滝
左岸を時にトラバースしながら登り、
四王滝の下あたりに出そうなルンゼで、
安全を期して40mロープでの、
懸垂下降を3~4回行っての滝下。
四王滝 (45m)
僕は隅っこに落ちる滝が好きだ。
四王滝にはその要素があり、
この日は2条。
正面は飛沫が凄すぎるので、
左岸側からの撮影。
休憩を挟んだ後に、
少しずつ近づいていく。
今度は猛烈な飛沫ゾーンに入って、
高速シャッターを切り続けた。
王様の名前に相応しい一本でした。
⑧締める
あとは出合にロープも出しながら戻って、
取れていない滝を写真撮影。
右俣 12m滝
8m滝
一通り楽しんだら、
短い距離にも関わらず、
15時ごろにはなってました。
足元にヒルは2~3匹。
僕は吸われてませんでした。
⑨その後
おくとろ温泉に戻って、
温泉に入って活動を締める。
じゃばらドリンクのお土産も買って、
パンダさんとはお別れした後は、
まだ明るかったので、
紀宝の布引の滝を目指す。
しかし、工事中で
滝を見ることは叶わず。
ここでめげず、
近くで見たことなかった
「飛雪の滝」に向かい、帰路へついた。
翌日は「猿棚の滝」から