檜原村 神戸川 スベリ沢 → クドレ沢左俣 → 中岩沢

活動記録

訪問日:2026年6月6日
活動の形態:2級沢登り / 公共交通機関 / 単独
装備:フェルト足袋 (caravan), 40m×7.9mm × 1本
感動度:けっこう感動 (徳兵衛滝)
所在地:東京都 西多摩郡 檜原村 神戸

① 神戸川へ!

奥多摩エリア全般、去年の沢納めとなった
大蔵沢・真名井沢以来となり、少し空いての訪れ。

引っ越しにより新しいルートで西を目指したが、
武蔵野線の新秋津-新小平間の長さから学びがあった。

藤倉行きのバスを神戸岩入口で下車。

この流域は2023年の大和沢・矢尻沢以来となるが、マス釣り場がリニューアルされていた。

まきぶちの滝 (帰りに撮影)

2025年6月 リニューアルによって綺麗に!

入渓点近くにはロッジがあり、ファミリーの方が泊まりに来ていることがあるので、気をつけたい。

② スベリ沢のトイ状滝

ちょっと面白い岩 お岩を発見

連瀑の流れ

3連瀑 最後の3.5m滝

ダブルカチのハイステップ課題 (III+)
(右ホールド 少し欠けた)

そうして少し進んでいくと、驚く景色に出会った。

沢水が狭い両岸の中を割るように落下しており、東京や奥多摩エリアの中では御岳沢の七代の滝の最下段ぐらいしか記憶にない風景。水量や地形的にはこのスベリ沢の方がはるかにマイルドではあるのだが、感動。

実際落差は4.5~5mほどで小さく、中に入ってつっぱり込みで突破していける。

③ 標高 480-570m

3段6-7m滝の中にて

2~3mの流れ

2段5m滝の上段3.5m部分
右側出だしのスタンスがとても悪い(IV)

2段4m滝

振り返り

1m滝横の左岸バンド

2.5mCS滝 (直登は難しく巻き)

すぐ上の1.5m滝もセットの2段扱い

CSを直登できればより面白いと思うが、なかなか厳しかった。

3条2.5m滝

真下から

ここまでがスベリ沢の核心的な風景。2.5m滝の上で休憩した。

④ 枯れて脱渓

艶やかな岩肌

無骨な小飛瀑 2.5m (653m)

2m弱のスライドする流れ (680m)

20m級の段瀑の一部
(4m段瀑+5-6m段瀑+3.5m +3段6m)

標高765mで一旦伏流。

ヘビイチゴ

小悪い滝の落ち口 (792m)

小悪いトイ状の滝を越えると、830mで17~18mの植物に覆われた枯れ棚が現れる。

この滝を右岸から越えようとするところまで木の尾根を行って、そのまま右岸からの脱渓の方向へ。

大滝があるかな?と思っていたが、上部に水が流れる大滝は見当たらず。
ここからの脱出は斜面の移動が時に難しいところがある。

その斜面の中で「ピッ!ピッ!ピッ!ピッ!ピッ!」と獰猛に鳴き続ける正体不明の声を聞いた。音声と鳴き方を検討した結果、アカゲラ類の警戒声らしいと分かった。

なんとか、スベリ沢の右岸尾根に到達した。

⑤ クドレ沢へ

今回の計画、本当は登って、クドレ沢右俣の下降を計画していたが、尾根到着後さらに高度を上げる気力がなく、かといって完全下山するのも物足りないので、徳兵衛滝の見学に決定。

過去にも1月に目指し、場所がわからず撤退したこともあった。

尾根を繋いでいき、最後は一部急斜面もあるが、スピーディにクドレ沢に降り立った。

二俣より下流 (降りたところ)

左俣に入って、右岸大岩の2段滝

振り返る左俣の流れ

サワフタギ

3日前の大雨の影響か、サワフタギの白い花が沢沿いに散り敷かれていた。

赤チャート

半円の流れ

⑥ 徳兵衛ゴルジュ

6m滝は右から登った (IV-)

このゴルジュの中は薄いミルフィーユ状の地層が凄い。

ここのゴルジュ(3mS字+2段6m)も頑張って登っていくと…

下段とも言えるかもしれない、前衛の捻り5m滝前に。

左側の中岩沢の滝から登ったが、なかなかに悪く、上部は絶対に落ちれないアクロバティックムーブで越えた。

平水よりは少し多そうで、とても静かな滝前だった。

⑦ 中岩沢へ

ここから引き返す予定だったのだが、最初の6m滝を降りるのが大変という記事を見ていて、かつ沢筋に使えそうな倒木などもなかったため、ここは強引に中岩沢を登ってしまったほうが楽かも判断。

すでに登った滝の上段もなかなか悪い。

そして次の6m級に滝が、シャワー浴びながら点と点を繋げる登攀でIV級。

気合を入れて登った

25m級連瀑

3段20m滝の麓(標高860二俣)から右岸へ脱渓開始。

3段20m (7m, 6m, 7m)

中岩沢の右岸支沢 染みてる程度の滝 落ち口

この落ち口トラバースが悪かった。

960mで尾根に乗った後、970m弱でトラバースの踏み跡があり、西に伸びる尾根を辿る。

途中ヤマガラの存在を確認。

尾根、斜面を高速に下り、クドレ沢の出合付近に降り立った。

神戸岩のゴルジュを久しぶりに見学

檜原村カフェが16:00にはラストオーダー終了していたのが残念だった。

バス停でのんびりとバスを待って終了。

⑧ まとめ

今回はスベリ沢の探索としては、十分全体像を探索でき、トイ状の名瀑を確認できたのは良かった。

加えて、ラッキーにも隣の沢へ尾根沿いに下山したことで、1日2本目の沢登りに繋がり、長年見たいと思っていた徳兵衛滝を確認し、遡行にて完遂できたのも面白い形となった。グレードは2級+α。

引っ越しによりわずかに奥多摩へのアクセスに影響はでているが、全く致命的ではなく、まだまだ地域研究を続けていきたいと思う。