橋倉川本谷の滝
西上州 橋倉川本谷の滝【群馬県 多野郡 神流町 平原】
滝の記録
訪問日 2021年6月20日
活動の形態:2級沢登り(+α) / 車
装備:8mm×50, ミラーレス一眼(広角), 三脚, ラバー足袋
感動度:けっこう~かなり
① 空会始動
本日はクライミングジム 空四のアクティビティ、【空会】に飛び入り参加することとなった。
当初予定していた計画の関係から、支点工作関連のアイテムは持ってなかったが、問題はないだろう。
早朝、ジム前で集合し、N区でFJM氏を Pick UP。
コーさんの車にはなんと6人が乗ることができ、かつてない賑やかさで西上州へ向かう。
長めの峠道を越えて、神流町に辿り着いた。
② メンバー
今回のパーティはこんな感じ。
FJMさんは空四のスタッフさんで、丹沢最難と名高い
西沢本棚(V+)を単独で登った男。
沢への情熱は凄まじいが、常に穏やかな人柄はリーダーの器。
コーさんは空四最初期から通われている、ジム内のトップクライマーのお一人。とにかく頼れるお兄さんという感じ。
KJMさんは、チャレンジ上位常連のクライマーで、僕と時間が被ることも多い。今回は2回目の沢登り。
イトマリさんは、外岩ボルダー初段を落とす実力者で、かつムードーメーカー的な存在。
KMRくんは高校生で一番若い。空四スタッフで、今回が初の沢登りとなる。
③ CS滝
駐車地点からは集落に戻る形になり、上流側しばらくで川に近づいていく。
堰堤横で懸垂下降し、入渓する。
左から簡単に巻ける4m級CS滝も果敢にも挑戦。
足が完全にない中で、キャンパシング的なムーブが必要で、これはFJMさん・コーさんしか無理。
僕らは張ってもらったロープとスリングで、安全に越えた。
④ 小ゴルジュ
しばらくすると、ゴルジュが始まるが、わいわいと越えて行けて楽しい。
こんな場所も…
景色もなかなかのものだ。
⑤ ストロングスタイル
そうして4.5m滝。。。
この滝は右岸から簡単に巻ける。
しかし、我々は空会。普段の練習の成果を試す必要がある。
増水で絶望的な水量だが、FJMさんが果敢に突っ込み、見事突破!
コーさんも行き、後続が登りやすい体制をセット。
KJMさんが果敢に攻める。
僕はラストで登ったが、豪快な水圧を楽しんだ。
⑥ 回らない三脚
穏やかな渓相
トライした小滝
CSが橋を作った特異な滝もあった。
そうこうしていると、スリットゴルジュが姿を現す。
ここでついに三脚を出したのだが、なんと雲台のネジがいかれていて、カメラに取り付けることができなかった。。
そのため、地面の床置きで、苦し紛れのスローシャッターを図る。
KJMさんが見つめる。
⑦ 核心ゴルジュの登攀
僕が撮影しているうちに、奥の滝の方で、FJMさんとコーさんがルート工作をしてくれていた。
僕がKMR君を奥の滝まで導いた頃には、既にFJMさんは登りきっていた。
振り返る。
2ndのイトマリさんがトライを開始した。
されど、かなりの増水で通常よりも難易度増。。
ここが本沢の核心となる。
何度か跳ね返されてしまったが、それでもめげない強いメンタル。渾身の登攀が見れた。
KJMさんのトライ
KMR君はかなり苦戦していたが、コーさんの肩貸しによるスタンスで上部へ。
この滝でもラストとなり、支点を回収して合流し、スリットゴルジュを完遂。
⑧ シャワー6m滝
さらに先には6m級の滝が。
これも超絶シャワーとなり、トライ者は半数だったが、僕もスッキリと登ることができた。
滝の登攀においては、まずスタンスの見極めが必要。
そして上部ではプッシュと手に足ムーブで這い上がった。
⑨ 詰めへ
コロシアム型の滝
ここでは少し記念撮影も滝が合わさる二俣で少し休憩。
FJMさんは前に来たとき、右俣の出会い滝をソロで登ったそうだが、落ち口のマントルが悪いとのこと。
本日は登らず、左俣の少し上から林道に詰め上がった。
⑩ 下山
梅
下山は林道をやや東に進んだのち、地形図にない林道と登山道を経由して、集落の道に降りてくることができた。
秩父の星音の湯は、人が多すぎたが、疲れを落とすことができた。
小鹿野のわらじかつ屋さん『東大門』にて美味しい生姜焼き的な丼を食して帰路へ。
練馬にておろしていただく。ありがとうございました!
【ログ】
⑪ まとめ
POINT
① ストロングスタイルという力技の習得。
② リアルなコミュニティからの活動 [普段の努力を知っている / 共通の優先順位]
③ 新しい仲間達 → 全員の運命が書き変わった
④ ウェア選択が重要。少し厚めに用意。
⑤ 橋倉川は古い地質の岩が多いのか、全体的に硬くラバーばちきき。
⑥ 三脚は中に謎の粘土状物質が → 掻き出しに奮闘し修復完了。
⑦ セブンの塩むすびが美味しいらしい…