三頭沢・ボウメキ沢・ヨシスキ沢の滝
三頭沢・ボウメキ沢・ヨシスキ沢の滝【東京都 西多摩郡 檜原村 数馬 → 西多摩郡-奥多摩町-河内】
滝の記録
訪問日 2021年4月10日
活動の形態:2級沢登り / 公共交通機関
装備:8mm×30m(2本), ミラーレス一眼(広角), 三脚
感動度:まあまあ~けっこう
① 奥多摩バリ
今回はK氏との活動。公共交通機関で奥多摩のバリエーションルートを描く。
武蔵五日市駅から都民の森までバス乗車。
臨時バスの方が圧倒的に空いている。。
② 檜原滝めぐり
すぐに入渓へ近づけるのだが、檜原村の滝めぐりを進展させるため、三頭沢の少し下流部にある、「夢の滝」と「菅平の滝」の見物へ。
【夢の滝】
橋から滝前に降れる道があり、付近のスペースに駐車してからアプローチ可能。
右側から登って上流へ進む。
小滝
4mナメ滝
【管平の滝】
これらの滝へは三頭沢沿いの道を利用できる。
K氏はサーフィンについて語っていた。
③ 三頭沢核心ゴルジュ
一旦道路に上がり、
再び沢に入るが、しばらく堰堤とゴーロが続く。
ナメ滝の前で入渓準備
異様にぬめる
すると、2段の核心ゴルジュ。
下段は中間にハーケン支点をとる。
その後、トラバースして進むが、右手が冷水で一瞬で悴んでしまった。指に力が入らず、危険なので、左直上ルートへ。
しばらくもがいて突破。残置スリングを支点にKをフォロー。
上段を前にしたが、とりつく予定のKが転倒。真っ暗なゴルジュで全身浸かってしまい、僕がとりつくこととなった。
膝上まで浸かった上で、空身で倒木左からとりつく。
レイバック気味のスタートが繊細で、空四桃色グレード。支点は取れずに抜ける。
荷上げしたが、結局ただ引っ張る形になったので、ちゃんと工夫していきたい。
④ 大滝
ナメ滝を抜けると、三頭沢一番の狭まって美しい滝。
階段状8m
三頭大滝
8年3ヶ月ぶりの大滝だが、当時は橋の上からだったし、雪が積もっていてよくわからなかったので、この場所を体験できて満足。
ここは一人でいくことにして、厳しくなったら無理せず巻くことにした。
しかし、登ってみると、途中からは容易に巻けず、また、2箇所ほど、ぬめるやばい箇所に足を踏み込む必要があり、神経を使う。
ノーロープだが、途中スリングは掴んだ。(必ずロープ出すべきです)
⑤ 詰めて山頂
登山道から眺める現頭部
三頭山を頭頂。
道中の風景は、穏やかで、ハイカーと三頭沢の源頭風景を楽しんだ。
頂上でコーヒーを飲み、温まる。
下山は北へ。。。
⑥ 岩の谷 ボウメキ
尾根沿いにボウメキ沢を目指すが、なかなか悪い傾斜。
降り立つと、岩の量がすごい。
稜線の南北であまりにも違う渓相に驚愕。
ガンダム風な涸れ滝を2箇所クライムダウン。
左岸からの突如の湧水。
ほぼ全ての領域がガレで、カス沢の名を欲しいままにできる可能性を秘めていた。。
⑦ 少し滝 ヨシスキ
ヨシスキ沢に入ると滝が出てくる。
【ゴルジュ 6m滝】
【4.5m滝】
4m斜瀑
やや狭まったところ
奥多摩周遊道路に合流。
⑧その後
この後なんとか頑張って峰谷橋に辿り着き、着替えを済ませてバスを待った。
立川にて一風堂 野菜白丸を食して終了。
お疲れ様でした!
【ログ】
⑨まとめ
今回は、三頭山のピークも踏み、登攀的にも、滝撮影的にも楽しめた、アルパインルートを実現しました。