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訪問日 2023年4月23日
活動の形態:上級滝めぐり (渡渉系/単独)/ 車1台
装備:8mm×30(1本), ミラーレス一眼(広角), ラバー足袋
感動度:けっこう~かなり
この日は 出張のついでに滝巡り。
富山駅近くのカーシェアを利用し飛騨方面を目指す。
朝はニコイ大滝を目指したが、
季節限定の林道通行止めにより
アプローチできず引き戻すことになる。
なおこの富山岐阜県境の道路は
新旧の国道360号が分岐しており、旧側を進むと、
突然道がなくなるという衝撃的な出来事があった。
(平成橋周辺、なおここに止める沢屋パーティが居られた)
アクセスができなくなったため、
お手軽の遠望滝、不動滝を見に行くことにした。
一般的には遠望の滝ではあるが、
宮川に降り立ち対岸から眺め可能であれば接近を試みる。
対岸からの下降というところで、
下降ルートを見出そうとするものの、
なかなかいいところが見えない。
最終的にロープを出し、シングルで残置。
20m分の高さをロープで降り、
最後の5~6mはほぼ垂直になりながらも
河原に下降した。
※ 本記録においてはコンデジを忘れ、
防水対策でスマホをしまいっぱなし行動のため、
記録をほとんど残せていない。
本流宮川は非常にたおやかで美しく流れており、
雰囲気が最高に良かった。
対岸には5条3m滝が美しく水を落としている。
しかし流れている水これは大河の趣であり、
本日は水が多いとは言えない状況だとは思うが
いざ川の中に入り渡渉を試みても流されそうになってしまう。
上流下流様々な点から、
アプローチを試みるも踏ん切りがつかず、
時間だけが経過していく。
覚悟を決め、1つのラインを見出した。
このラインと言うのは、
流されることを許容しながら、
岩に飛びつきその繰り返しで進んでいくと言うものであった。
わずかなルートがつながり
ギリギリのところで対岸に渡渉に成功する。
出会いの5条3m滝上は連瀑隊となっており、
急峻な谷を上っていく。
特徴的な地層...
アスレチックぎみに小滝超えると
目の前に2段18m滝が姿を現した。
不動滝の全容を知らなかった僕は
これが不動滝なのではないかと認識し、
撮影をしてしばしを過ごす。
4月の本流渡渉で体がずぶ濡れであったこと、
また唯一のロープを下降時に残置してきたことから、
この先に進む気になれず戻ることになる。
帰りの上も勇気がいるシーンがあったが、
同じように戻ってくることができた。
ほぼ人が来ない絶景の河原にて、
充実した時間を過ごす。
下降ルートに残置したロープはシングルで
ほぼフォローのクライミングのような形で垂壁を登り戻ってきた。
遠望で不動滝の地点に移動して見てみると、
巨大な岩壁とともに時の姿を視認する。
次の写真の左下が到達した滝と思われるが、
実際に不動滝の落差が70~80m級あるとすると、2段18m滝を越えてからの距離は少ないものと推察する。
ログからも地形図の沢筋と、
実際の不動滝から流れは異なっていることが明らかとなった。
上記の水線は確かに非常に細い水が流れていたが、
明らかに不動滝の流れを受けてはいない。
その後、富山側に戻り、
観光地の常虹の滝と小糸川夫婦滝を訪れた。
過去の記録をいくつか見てみても、
不動滝への接近を試みたもの見当たらず
今回が1つのきっかけとなるかもしれない。
宮川の本流渡渉は非常に危険であり、
水量が少なかったとしても難易度が高い。
気合、チーム力、タイミング、
そういったものを合わせながらも、
この不動滝直下を目指していきたいと考えている。
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