序章
訪問日 2010年5月29日(未到)
①思い立ったが吉日
北精進ヶ滝という滝が凄いらしい・・・
そんな認識は滝の情報を集めていたら
すぐに入ってきました。
大学に揉まれる日々の中、
この滝に挑戦することを決意。
以下は当時書き残した日記をベースに…
②電車で穴山駅へ
今日は旅に行ってきました!
山梨県の西部北杜市(ほくとし)です。
〇〇→高尾→大月→甲府→穴山
てな感じです。
接続の悪い時間帯に載ってしまって
本来なら2時間30分でつけるところが
4時間近くかかってしまった。
もちろん目的は滝であります。
今回僕が目指したのは北精神ヶ滝(きたしょうじがたき)で
日本の滝100選にも選ばれている
落差が121メートルある、
日本最強の滝のひとつです。
山梨への列車に乗ってると
考えることがたくさんありました。
日本の歴史・地理・農業
・人々の暮らし・時間・道など
高尾から相模湖付近は
もう違う国に行く感覚でした。
線路の脇の道が狭くて山に圧迫され過ぎ。
武田信玄とかこの甲斐の国から
天下を目指すのは大変だろって思いました。
③線路の西へ
そして穴山という
甲府から4つ先の駅に
11時55分につきました。
ここから戦いが始まりました。
歩いてなんかいられない。
目指すは石空川渓谷
(いしうとろかわけいこく)
1 線路を向こうにに超える
2 あるはずの川を目指して
日光のいろは坂的なやつを走って下る
3 川を発見し穴山橋を渡る
4 頭の中の地図をもとに進む
(注 頭の中の地図だけで
行こうとしていたことに、驚嘆しました。
当時はガラケーだったので
ろくに調べ物もできなかった気がします。)
④小武川を目指して…
5 農家のおばさん(Nさん)に尋ねる
6 反対側に進んでいたことが判明
7 急いで書いてもらった地図通りにセブンを目指す
8 セブン発見(韮崎円野店か…?)
会社に挟まれた道を進む。
9 林道の入り口発見(ここで1時間10分経過)
(注 残念ながら途中経過の写真は皆無です。)
⑤小武川沿いの林道と困惑
10 地獄の林道スタート
毛虫・蛇出現!・狭い道の中
轟々となる沢の水の音が恐ろしい。
落石注意・山火事注意の看板。
道は小石だらけで足が痛い。
30分ほど登ると、黄色い熊注意の看板が
「この山には熊が生息しています。気を付けてください」
(相当怖気づく)
11 さらに厳しい道のりを20分登る。
12 滝への50分ルートの道が見えず、困惑。遭難。
⑥出会い
13 近くを通りがかった二人のおじさんに相談。
14 さらに滝までは3~4時間かかることが判明。
夕方から雨が降ること・
日帰りであること・
体力的なことからギブアップ。
15 おじさん二人は川で釣り・僕は河原で休憩。
⑦帰路へ
16 おじさんは西荻窪からきてることが判明。
乗せてかえってくれることに。
ここから穴山駅に引き返したら3時間
+交通費2000円超かかっていた。
17 PAでソフトクリームをおごっていただく。
18 西荻窪の焼き鳥屋で
たんまり御馳走になる。
あまりの偶然の出会いに
飲み会は盛り上がる。滝・釣り・山などに
関して熱く教えてもらう。→解散!
⑧当時のまとめ
おじさん二人いなかったら
雨の中滝にアタックして死んでたか、
今日甲府駅で泊まりとかだったでしょう。
人生わからない。
今回いろいろなことを体験してきました。
事前準備は足りなかったけど、
体で体験すること・感じることは
すごく大切だと思う。
やはり滝は甘くないなと実感した。
でも得たものは限りなく大きい。
…..
⑨改めてみて
穴山駅から徒歩で北精進ヶ滝を
目指そうとする暴挙に出ていたわけですが、
この時の経験は非常に貴重なものでした。

(Google mapより)
これがおそらく、だいたいですが、
当時断念した場所から
北精進ヶ滝駐車場までの道です。
駐車場までで3時間,
さらにそこから遊歩道という状況でした。
そしてこれが
2013年に繋がることになります。
小遠征は五色滝から。