双龍峡
双龍峡 —【門頭溝区-齋堂鎮-火村】—
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幻の北京の滝シリーズ第3弾。
2つの主要な滝とそれ以外の小滝。
数多くの滝を見ることが出来ますが、
第二瀑布の状態には唖然とし、
常識をぶち壊されるたびになりました。
滝の記録
訪問日 2012年6月14日
活動の形態:ハイキング+α/バス+タクシー
感動度(第1):まあまあ
①帰国前夜
授業もテストも無事全部終わり、
北京でやりたかったことはほぼ終え、
帰国まで10日前後となりました。
![](../wp-content/uploads/2023/10/Yiheyuan.jpg)
(有名な頤和園)
しかし、
何かやり残したことがある。
そう、北京の滝にほとんど行ってません。
というわけで、帰国前夜の12日間、
結果的に滝を見れなかった日を含めて、
6日間は郊外まで出かけていきました。
その3本目です。
②連敗中
前日は北京北西部の
延慶県龍慶峡に行きましたが、
実は天然の滝はなく、
その前の日も行ったところが工事中で、
水の長城という場所に行って、
結果的に滝は見れませんでした。
というわけでこの日は
西部の門頭溝区の双龍峡を目指します。
③双龍峡へ
まずは地下鉄一号線の西の果て、
【苹果園】(ぴんぐおゆえん=りんごえん)
に向かいます。
りんご園なのにリンゴは生えてない
というのは留学生の間では有名な話です。
そこからは、
【火村】というバス停までバスにのります。
ここでバスを待っていたんですが
ぜんぜんやってきません。。
自分の家に帰る途中に、
車の空いたスペースに
同じ方面への旅行者を載せて
ちょっと稼ごうとする人の交渉にあい、
他の何名かの子と相乗りして
載せてもらうことになりました。
しかも比較的安価で。
たしか20か30元とかだったと思います。
バスよりはずっと高いですが、
早く行けたのでよしとします。
相乗りも貴重な体験で面白かったです。
火村で車を降りて、
別の知り合い運転手を紹介してもらいました。
その車で坂を上り13分くらいで
双龍峡の駐車場に着きました。
④進む
![](../wp-content/uploads/2023/10/Shuanglong_road1.jpg)
入口近くにトロッコ乗り場があって、
トロッコに乗ると早く渓谷の入り口へ行けますが、
普通に歩きました。
15分くらい歩くと
トロッコの終点に着きます↓↓↓
(振り返った写真)
![](../wp-content/uploads/2023/10/Shuanglong_view.jpg)
この後橋(道)を進むと
いよいよ少し渓谷っぽくなっていきます。
![](../wp-content/uploads/2023/10/Shuanglong_road2.jpg)
⑤第一瀑布まで
橋から歩いていって15分くらいで、
生听双琴という小滝があります。
![](../wp-content/uploads/2023/10/Shengtingshuangqin.jpg)
滝壺がなかなかよかった印象があります。
そこから第一瀑布まで10分程度。
【双龍峡 第一瀑布】と螺旋階段
![](../wp-content/uploads/2023/10/Shuanglong_rasenkaidan.jpg)
![](../wp-content/uploads/2023/10/Shuanglong_1_A.jpg)
螺旋階段が滝に向かって左側にあるので、
写真もそのように配置しています。
この滝は北京の滝の中では上級になるでしょう。
水量は少なく線は細いですが、
流れてはいる。ちゃんと滝壺もあって、
滝の手前の空間もわりと居心地が良い。
この後、この赤い螺旋階段を上りますが、
角度がきつくきつめの階段です。
それを登りきると、
落ち口から第一瀑布が見れます。
![](../wp-content/uploads/2023/10/Shuanglong_1_B.jpg)
なかなか爽快な景色です。
⑥連続する小滝群
双龍峡の本番はここからです。
名前のある小滝が連続し、
息もつかせぬまま(ちょっと嘘)
第二瀑布に至ります。
まずは優秀な水と書く【秀水】
![](../wp-content/uploads/2023/10/Shuanglong_xiushui.jpg)
流れの配置が秀逸だと思いました。
次は【双龍入水】
![](../wp-content/uploads/2023/10/Shuanglong_rushui.jpg)
双竜ということでその名の通り、
2条に分かれた流れが確認できます。
10分後に姿を見せる【五連環瀑】は
連瀑であり、写真はその一部です。
![](../wp-content/uploads/2023/10/Shuanglong_wulian.jpg)
お次はワニが出る水という名の【鰐魚出水】
![](../wp-content/uploads/2023/10/Shuanglong_wani.jpg)
抉られた岩場が見どころです。
その次は【双龍戯亀】です。
英語名が書かれていて、それは
【Double Dragon Play width Tortoises】
だそうです!笑
ちなみにturtleじゃなくて
tortoiseは陸生の亀を指しています。
写真は次の左です。
小滝群のラストは【七音瀑】
![](../wp-content/uploads/2023/10/Shuanglong_kame.jpg)
![](../wp-content/uploads/2023/10/Shuanglong_qionpu.jpg)
名前はかっこよく岩の狭間を落ちる
いかした滝ですが、いかんせん水量が……
いつもなら記述をすっ飛ばす小滝群ですが、
双龍峡はレアな記事だと思うので、
ちゃんと書いておきました。
最後はここから13分程度で第二瀑布です。
⑦コントロール下の第二瀑布
これが第二瀑布です!!!
![](../wp-content/uploads/2023/10/Shuanglong_2_B.jpg)
………
凍っている!!
しかしなんだこの、
氷瀑の上にかかる布のようなものは!
意味がわかりません笑
冬は氷瀑が有名な第二瀑布のようですが、
一旦溶けてしまうと、
次凍らない可能性があるため、
夏の時点での観光は全て度外視で、
冬のために夏は布で氷を守ってるのではないか
という仮説が立てられました。
![](../wp-content/uploads/2023/10/Shuanglong_2_A.jpg)
それにしてもせっかくたどり着いた
最終目的地の第二瀑布がこんな状態で
ちょっとショックでした。
しかも……
![](../wp-content/uploads/2023/10/Shuanglong_2_C.jpg)
作業員か、地元の人か謎ですが、
シートの上で寝ています(苦笑)
これには唖然です。
一部の滝壺にペットボトルのゴミが
多かったのも残念でした。
第二瀑布自体の
もともとの滝レベルは高いと思います。
⑧帰路
アウトドア的な要素では
まあまあちゃんとしたハイキングコースで
楽しめました。
![](../wp-content/uploads/2023/10/Shuanglong_kiro.jpg)
帰りはバス停まで歩いて戻っていたところ、
野犬に遭遇したりしましたが、
先ほどの渓谷でちょっと話した
中国人のおじさん2人に車に乗っけて
門頭溝区の市街地まで送ってもらえることに。
感謝です。
門頭溝区の市街地までくれば
後はバスで簡単に北京市街地に戻れます。
双龍峡の渓谷美、現在の自然環境、
いろんな人との旅先での出会い。
そんなこんなでいい体験ができた1日でした。
双龍峡はネタとして行く分には
おススメできます。
第4弾は四渡の
清江九龍潭です。
アクセス
Step1 地下鉄1号線の苹果園へ
Step2 バスに乗って門頭溝区の火村へ
Step3 そこから歩くか車を拾って双龍峡へ