湯檜曽 幽ノ沢右俣 カールボーデン
谷川連峰 湯檜曽 幽ノ沢右俣 カールボーデン【群馬県 利根郡 みなかみ町 藤原】
滝の記録
訪問日 2020年10月3日
活動の形態:1級上沢登りピストン+スラブ遊び(3名) / 車
装備:7.7mm×40m(2本), ミラーレス一眼(広角), 三脚, ストック,
感動度:けっこう~かなり
①SAMPO
怪我のリハビリに誘ってもらった幽ノ沢。
聞いていた「散歩」というのとはちょっと違った、途中から沢登りになったけれども、
非常に得意な世界が味わえる。
幽ノ沢というのは、湯檜曽川の支流で、2年前にも通った道をまた行った。
綺麗なスラブの谷が始まる。

美しき釜を見る

②スラブ歩き
残置のロープ類が豊富にあるので、ルートには困らないだろう。

大滝では念のためロープを出した。

谷はもう水を失い、右へと向かっていく。

目指すべき場所が近づいてきた。

③高き場所に
少年時代に、ただ高いところに行ってみたいと、ジャングルジムに登ったり、
ちょっとグレーな高いところに行ってみたり、いろんな冒険をしがちだったけど、

ただ、もっと上まで登ってみたい、歩いて基部に近づきたい、そんな童心を思い出させてくれる、氷河地形、カールボーデン。

膝はたまにピリリと悲鳴をあげた。

水は滴っている。
④大地を感じて
声を上げれば、大反響して響き渡る。
ドローンがゆく。

この大地を捉える。
新しい技術がもたらしてくれる、突き抜けた映像。
大地に寝っ転がって、サングラスをかけて、谷川の山々の鼓動を感じた。
二人はどこまでも、無邪気に遊んでいた。

⑤少年に還る
トレーニングをして、石を拾って、車に戻った。
幽ノ沢は美しく、ラバー靴にぴったり。
スラブ歩きの練習が行える。

滝に行きすぎて、体内湿度が上がりすぎてしまった時や、
岩のエネルギーで、体のバランスを整えたいなと感じた時。
スラブ遊びで、童心を思い出したいとき、
ラバー靴の練習をしたい時、
そんな時におすすめです。
【今回のジオ】

幽ノ沢は水量も少なく、あまり磨かれてはいないが、実にカラフルな小石が見受けられた。
花崗岩はピンク色。
ピンクっぽい水晶があり、SiO2を多く含んだ、珪質頁岩(?)、チャート、緑がかった流紋岩(?)、片麻岩などどれも特徴的です。
⑦After カールボーデン
意外と遅くなってしまって、あたりは真っ暗に。
温泉はなしで、水上駅近くの、雪松食堂というところへ!
駐車場に入るルートが狭くて悪く、ペー氏が悶絶していた。
チャーハンは水気を帯びていて、それはそれで一つの形であったが、
全従業員が体調不良だったのか、あまり歓迎されていないようなサービスに、一同閉口絶句していたのを記憶している。
今回は家の真ん前まで送っていただいて終了。
ありがとうございました。