訪問日:2026年9月19日
活動の形態:1級 沢登り+探鳥 / Car Share / 2名
装備:フェルト足袋, 20m×7.5mm + 10m × 8m
感動度:けっこう~かなり (穏やかなフィールド, 探鳥)
所在地:山梨県 山梨市 三富川浦
① 穏やかなフィールドへ
今回はもぐの体調も考慮し、無理せず進めるこの地に決まった。
沓切沢を少し下降して久渡沢本流に入り、そこから詰めていくルートだ。久渡沢を遡って、ナメラ沢・中ノ沢二俣からナメラ沢へ。
当初は下流の久渡沢側でもっと鳥を探すことも考えていたが、林道をのんびり歩いてからナメラ沢へ入る方針にした。最後まで詰めず、途中の標高で脱渓して青笹尾根へ抜ける計画。
(笛吹川は去年の東沢釜の沢以来)

林道を歩き始めた

4~5匹で移動してた小鳥 (同定は困難だがクロジの幼鳥の可能性を見ている)
途中、何箇所か声の濃いところがあったが、あまり時間は割かずに林道を進んだ。
② 沢に入る
地形図を見返すと、ナメラ沢と中ノ沢はそれぞれ別の源流として描かれていて、二俣より下流はまだ久渡沢と呼ぶ方が自然に思う。なので今回は、沓切沢下降→久渡沢本流遡行→ナメラ沢遡行、という順で歩いたことになる。

3.5m滝のところから降り始める

4m滝は右岸クライムダウンか残置で

本流に合流した

早速ナメ
大きな難所のない、1級の穏やかな沢を確かめていく。

4.5m滝をupで

右岸落ち口トラバースの後左岸で荷揚げトレ
ジムの講習でやったばかりのプーリーを使った倍力システムの荷揚げ練習も。引き上げる感触を実際に確かめて良かった。ただし、セルフビレイ解除後のロープ回収時に色々とバタついて掴んでいた小枝が折れ、反射的に左手が幹を押さえて止まるというインシデントがあった。
③ 癒しのナメ

左岸の比較的立派な流れ (4.5m)

ナメ再び(気持ちの良い長さ15m程度)


2段12m大ナメ滝
派手さより、足元の岩盤が良かった。細かな粒の表情、幾筋も交わる線。

上段

その上を透明な水が薄く広がり、段差では白くほどける。
岩そのものの表情と、それを濡らして際立たせる流れ、という感じ。


④ 自然豊か

1503m 左岸からは15m級の奥行きあるナメ滝

ホコリタケの群生
焚き火の匂いが漂ってきた。

1525m 2.5m斜瀑と左岸支流
この滝前でカワガラスの猛烈な移動にカメラを構える隙もなかった。

写真から振り返るといくつか黒い塊があり、そこにいた可能性がある。
このすぐ上では焚き火をしている先行者を確認。

マムシグサを見かける。

長さ12m級のナメ滝


そこに留まっているとこちらまで洗われるような感覚があった。

3連13m級の大ナメ
ルートを選び直す もぐ

⑤ コルリとの遭遇

4m ナメを越えて行って…

小鳥が現れた!

少し後ろ姿、尾っぽが青い
現場ではミソサザイかなあと思いながら大満足して、先に。
そうするとまた目の前の枝におそらく同じ小鳥がやってきた。

芋虫を口に咥えて

平らげて満足顔に…
渓谷を歩いているなかで鳥に遭遇して、その姿を残せるのは嬉しい。

1.5m テーブル滝と右岸の7m支流滝

高さ7m級 (長さ20m級) ナメ


⑤ 脱渓、下山へ



左俣の出合の階段滝


脱渓は近い

曲がった木
青笹尾根に出た
⑥ 奇跡の緩やか下山
尾根に出てからは、少し雨がぱらついてきた。
ただしものすごく歩きやすい緩やかな尾根。


うまく撮れなかったが、木に張り付いたのはキバシリだと考えている。

エナガ?

防火帯を下る

もうすぐ道に降りる
道中、通りかかった枝先にまた別の小鳥が現れた。

種はホオジロ… まだ幼鳥のようだ

頭の奥の枝がツノのように見えてしまっている
のんびりとして動く気配もなく、こちらからその場を後にすることにした。
結局尾根で誰にも人に会わず、車道に出た。そこで大きな橋を渡っていると、何やら白い群れが突然林から飛び出てきたので、カメラで食らいつく。

赤いオスと赤みのないメスが混ざった集団の飛行が確認できた。
広瀬トンネルに関しては、歩行者も通行可能。
その後、はやぶさ温泉 → 食祭亭みかど へ。
※ みかどはアニメグッズがたくさんあって独特の雰囲気で、食事もボリュームあり美味しかった。
中央道に渋滞はほぼなく、帰路へ。
⑦ その後、まとめ
ナメラ沢は沢登りとしての刺激を得られるフィールドではないが、探鳥や自然観察メインでのんびりすごくと楽しめた。
M社のカーシェアの後部座席に、エネルギーゼリーが漏れており、匂いが落ちなかったので電話。10,000円の追加請求が確定。シート交換になったら追加請求額が10,000→50,000にupするので物品管理には注意が必要。
また荷揚げトレーニングの際に、滑落を防いだ左手のナイスな動きが、結果的には肩にダメージになってしまったようで、しばらく肩に痛みが残っている。翌日は真上に上げられなかった… 4日後の時点で症状が半分減ったような感じ。
かつ探鳥的な活動では望遠レンズを装着したカメラをなるべく手元に出しておきたいので、不安定な場所を通過する際に左手でカメラを守りながら右手と左肘の1.5手で遡行 & 構える時も左手で重さを支える ことから、少し左肩に負担をかける可能性がある点は、今後ケアすべきポイントとなった。
うまく撮れた分の倍以上はうまく撮れなかった機会があるのだが、今後も思わぬ出会いを形にしていきたいと思う。
