龍頭ヶ滝
桜江 龍頭ヶ滝—【島根県 江津市 桜江町 田津】—
滝の記録 〜激流の連続渡渉〜
訪問日 2013年7月6日
活動の形態:ハイキング+α / レンタ
感動度:かなり(雨中)
①桜江町の滝めぐり
観音滝を見た後
近くの龍頭ヶ滝に来ました。
100選に選ばれている、
「龍頭八重滝」の龍頭ヶ滝とは別の滝です。
案内は明瞭で、
看板どおりに駐車スペースに着きます。
②道が、ない。。。
滝めぐりのコースではよく、
川沿いで川の小石を踏みながら対岸に渡る
ということがあります。
このコースもおそらくそういうコースです。
しかし、100m歩いたところで、

大増水した川の流れで
普通には歩けなくなっていました。
③いつ行くの?
引き返すか悩んだ結果、
防水のカメラ以外全て置いて、
裸足渡渉をすることにしました。
靴も持ってきたかったんですが、
靴を両手に持って無事に渡れる水量ではなかったです。
汚れるのでリュックにも入れれず、
リュックも置いていきました。

川の真ん中の部分は特に流れがきつく、
膝から太ももの間は水につかる感じでした。
裸足なので山の道は神経を使いました。
結局6〜7回渡渉を繰り返し、
最後の最後は急流部を
岩と岩の間を縫うように登っていき、
滝を見つけました。
④滝

落差8mくらいの幅広の滝。
水量も豊富で、やや小さいですが、
迫力があり、けっこう感動しました。
これが、龍頭ヶ滝か。
と思ってしばらくふけっていると、
後ろに踏み跡と道が。
まだ続きがあるようです。
裸足での移動を続け、
階段を登っていくと、、、
⑤龍頭ヶ滝!!

そこには巨瀑が待っていました。
落差は50m以上。
とてつもない水量であり、
少し近づくと一瞬でびしょびしょになります。

まるで、
怒り狂った龍そのものであり、
手前の草むらに裸足で立って、
滝と対峙していた時間は、
滝人生の中でも
トップクラスに衝撃的でした。

このくらいの水量の
この滝をみるためにはやはり
渡渉が必要だと思います。
沢靴やゴム長靴などの準備が必要です。
裸足渡渉は自分への挑戦と、
半分ネタ的なものであり危険です。
(真似をしてけがされても責任は負えません)
⑥その後
広島の常清滝に行きました。
⑦集中豪雨…
なお、僕の訪れた後、
たった22日後の7月28日に集中豪雨があり、
(平成25年7月28日の島根県と山口県の大雨)
そのため通行止めになってしまったようです。
桜江町観光協会の公式ページでも、
現在この滝の紹介ページが記載されていません。
単に通行止めなだけですが、
他の滝屋さんが行ってる情報が
入ってこなかった理由が線でつながり、
君の名の糸守的なショックを受けました。
アクセス
車の場合:
Step1 江津市桜江町の田津地区へ
Step2 羽拂沢山の東側の駐車スペースへ
Step3 滝まで歩く(増水時注意)
(通常時の滝の景観は大きく異なります。)
徒歩の場合:
三江線石見川越駅から
徒歩31分前後(2.1kmの道のり)。