雨乞滝
翁川 雨乞滝—【静岡県 浜松市 天竜区 水窪町 奥領家】—
近くの射撃技術訓練センター↓↓
西北の沢が瀬戸之沢です。
滝の記録
訪問日 2015年6月28日
活動の形態:中級滝巡り/レンタカー
感動度:けっこう~かなり
①調査兵団
この日はいちご会の活動で、
成瀬陽一氏ゆかりの滝に関しての
偵察的な活動になりました。
あっきーさんの言葉をお借りするならば、
「成瀬氏が我々に残した課題を解き明かす活動」
ということになります。
②天竜川流域
天竜川は日本9位の長さを誇る大河川であり、
長野県内では右岸から
姿見不動滝や七人滝の流れを加えた後、
愛知県内ではボンクラ沢を受けて、
さらに蔦の渕がかかる大千瀬川合流後、
静岡県内に入り、ぶつかるのが水窪川。
その水窪川を上流に遡ると、
支流の翁川があり、
そのさらに支流の滝めぐりです。
③瀬戸之沢へ
集合は天竜相津花桃の里で、
そこから水窪町へ約40Km。
さらに2台にまとまって翁川へ。
水窪町の近くには飯田線の
とんでもない秘境駅があるみたいで、
次回は訪れてみたいです。
今回は滝の引力のイチローさんとも
初めてお会いすることができて
嬉しかったです。
瀬戸之沢は成瀬氏の発表で、
雨乞滝があると思われる場所であり、
細い道に入って行くと
広い駐車スペースにぶつかります。
④ガレた谷
瀬戸之沢は堰堤の左岸巻きからスタート。
ここは傾斜がきつめで危険でした。
その後は堰堤が5個くらい連続。
進めば進むほど
最近出来た堰堤になります。
その先にはガレた谷が。。。
水量の少なさからも、
堰堤に潰されたのでは?
ガレた谷に埋もれてしまったのでは?
と不安になってきます。
ガレた谷には終わりがあって、
少し沢っぽくなるのでちょっと安心しました。
5mの滝を発見。
この沢唯一の滝かもしれないので、
しばし写真撮影を。。
左岸から簡単に越えていきます。
⑤三段の滝
その先にはそれなりの落差をもった
三段の滝が現れました。
【瀬戸之沢 三段の滝 下段】
右岸から巻き気味に上流へ。
【瀬戸之沢 三段の滝 中段】
【瀬戸之沢 三段の滝 上段】
水量少なめの細い滝でしたが、
意外と落差があり、まあまあ良かったです。
その先は地形図的にも
雨乞滝がある絶望度は増していき、
三段の滝の少し上で
撤退することになりました。
⑥滝はいづこに?
最初から行き詰まってしまいましたが、
とりあえず瀬戸之沢には現状ないことは確認。
可能性は以下の3つに絞られました。
A 瀬戸之沢にあったが、ガレ場が崩れて消滅
B 写真の水量的に支流合流後の下流にある
C 瀬戸之沢ではない近くで翁川に流入する支流
とりあえず存在を信じて、
Bが有力と考えて渡辺さん号で
坂を下って行きました。
⑦突破口は意外な所に
明らかに水量が少ない支流の橋にて
後部座席でぼけっと外を見ていたら、
地図もある看板に「雨乞沢」
という文字があるのに気づいてしまいました笑
目指してる滝の名前的にも、
ここが目的地である確率は
ほぼ100%に急上昇。
あっきーさん号にもお伝えして
アプローチを開始します。
⑧小滝のその先に
倒木もある5m滝は
右岸に残置ロープがあり簡単に通過
20分もかからずついてしまいました。
【翁川の雨乞滝】
雨乞沢出合いが
あまりに貧相だったので
心配でしたが、少ないながら優しげで見事。
美瀑度は高いです。
音が清らかで流れも美しく癒し系でした。
無事到達できて良かったです。
雨乞滝を十分堪能した後、
ツゴノ沢へ向かいました。
アクセス
Step1 天竜区水窪町へ
Step2 瀬戸之沢本流はトラップ
Step3 右岸支流へ
Step4 小滝を越えて進む