醤油樽の滝
—【長野県 茅野市 豊平】—
滝の記憶
前川本谷大滝の後の訪瀑でした。
「乗鞍岳周辺」から
「ダートに向き合う1日」に
テーマを変更することにします。
滝の記録
訪問日 2015年9月13日
活動の形態:ハイキング+α / レンタカー
(注:ダート難)
感動度:かなり
①塩尻
途中塩尻を通ることがわかったので、
駅まで行ってパーキングに駐車。
約2年8ヶ月ぶりに
あかい靴に行きました。
(田立の滝)
この日の山賊焼きは僕のオーダーで売り切れに。
変わらずの美味しさは別に田立の氷瀑で
疲労困憊だっただけではなかったんだなあと
感動しました。
②道は荒れる
ここもダートってことで敬遠していた滝でした。
そして前川よりも
こっちのほうが実際大変でした。
ダートでアクセスが悪いのに
中途半端に有名な滝になっていて
夕方、7台ぐらい帰りの車と行き違いました。
途中相当急なカーブにかかる橋がいやらしく、
駐車スペースもごろごろでした。
③河原木場沢
河原木場沢はナメ床が多く、
ほとんど沢沿いの登山道です。
どこまでが滝かは
人によって判断が別れるところ。
名前がなくても滝が何本かありました。
沢靴だったので、
後半はずっと沢沿いを攻めてみるも、
二の滝はゴルジュで直登不可能でした。
その後も最後
厳しいゴルジュが現れ、
左岸の丘を登って行ったら、
崖の上から醤油樽の滝
と対岸の正規ルートが見えました。
④醤油樽を左岸上から
間違ったルートでしたが、
醤油樽を面白い位置から見れたのは収穫。
相当迫力を感じられました。
しかし、あまりに急な崖で
フリーで降りるのは不可能でした。
戻って正規ルートで滝壺に行くのが
ちょっとめんどくさかったのと
ハーネスも入れっぱなしだったので、
懸垂してみることにしました。
ただ、崖が急すぎたのと、
下手くそだったのが重なり、
「空中懸垂」になってしまいます。
足がついてる率が17%くらいで、
支点とロープへの負荷が大きくなってしまいます。
支点は絶対に折れない自信ありましたが、
径が7mmだったのでロープが切れる気がして,
途中猛烈に怖かったです。
迷った時に100%安全なほうを選ぶか
少しだけせめてみるか。
これは本当に難しい判断です。
少しは攻める意識がないと、
結局現場で何も試せないので、
成長のスピードが遅すぎる
ということにつながります。
ただ、だからといって
半身不随とかになっても
本末転倒なわけでして、
安全確保はより真剣に
向き合わないといけない課題です。
⑤河原木場沢の大滝
滝は普通に大滝、であり、
単なる奇瀑で済ませてはいけない滝
だと思いました。
滝が落ちている流身周りの岩盤が
醤油樽のようであることからの命名です。
下からの眺めは空に向かって
穴がぽっかりあいたようで爽快でした。
でもそんなことは関係がなくいい滝でした。
調べてみたら河原木場沢は
醤油樽の滝の上にもナメを中心に
滝がいくつもあるらしいです。
気分が向けば行ってみたいところです。
アクセス
Step1 フォレストカントリークラブ三井の森付近へ
Step2 三井の森を越えて分岐を右へ
Step3 河原木場沿いのダートを進む
Step4 駐車場から歩く
Step5 ルートを見失うと左岸崖上に行ってしまう