大山滝
大山滝—【鳥取県 東伯郡 琴浦町 野井倉】—
コメント
悠久の自然の変化に
思いを馳せました。
重ねられた石は、
人々の大山滝への思いの表れかもしれません。
滝の記録 〜春の夜の夢のごとし〜
訪問日 2013年7月7日
活動の形態:ハイキング
感動度:けっこう~かなり
①一向平の季節変化
大山滝は滝100選に選ばれている滝で、
一向平(いっこうがなる)というキャンプ場から
山道を歩いて1.9kmのところにあります。
今年の冬に行こうとした時は、
駐車場まで1kmのところで除雪が終わり、
滝に行けませんでした。
今回は、
普通の道になっていました。
②雨
起床後、雨が止むのを待って出発しました。
最初の道はこんな感じです。
途中で340段くらい階段を下ります。
帰りがつかれます。
③吊橋と鮎返り
この吊橋が
ちょうどコースの真ん中にあります。
このあと【鮎返りの滝】を見に行きました。
上部は人工化されていていました。
再び道に戻って大山滝へ
④変化
木の根っこが浮き出した道を進むと、
大山滝の看板があり、
すぐに遠望地点です。
少し下ります。
大山滝は台風で形が崩れた
と聞いていましたが、
今見えているのが
どういう変化をした後なのか分かりにくく、
当然下って滝壺を目指します。
最後はロープや鎖が用意されています。
⑤諸行無常
滝壺はこういう世界になっていました。
砂が広く広がり、
奥まったところに20m以上の直瀑が1本。
???
下段の半分以上が埋まった
という情報を思いだしたものの
そもそも下段が存在しない。
自分が今立っている、
砂状の滝壺エリア全般に大量土砂が堆積し、
下段滝をふくむ
広大な空間が消滅したようです。
1934年の室戸台風で
3段→2段へ変化してから
2011年9月の2度の台風
(12号タラス, 15号ロウキー)
での2段→1段変化までの77年間。
大山滝はたった77年間しか、
人間にその美しい2段としての
姿を見せなかったことになります。
下段は現在落差90cmとなっています。
かつてのほうが絶対良かったと思いますが、
それでも奥の直瀑は迫力がありました。
⑥船上山へ
この後、コンビニで食料補給をし、
船上山で鱒返しの滝をみました。
そこでは滝の大先輩にお会いし、
しばらくお話した後、千丈滝に向かいました。
アクセス
Step1 一向平へ
Step2 1.9kmの山道
Step3 滝壺へは急下降