滝いろ|足柄小田原バリエーション(柳七滝)

活動記録

訪問日 2024年12月21日

活動の形態:ハイキング / 1級上 / 公共交通機関 / 単独

装備:トレランシューズ / 沢タビ(ラバー) / 7.5mm × 50m

感動度:けっこう(柳七滝)

所在地:神奈川県 足柄上郡-大井町-柳 → 小田原市-曽我谷津

① 足柄バリエーション

年末に訪れた神奈川県の足柄エリア。

今回は駅から駅へ滝を繋ぐオールドスタイルで行う。

新松田駅を出発し、すぐに川音川を渡った。

過去にこの推計で訪れた四十八瀬川本沢、ミズヒ大滝、勘七沢、小草平、黒竜の滝、滝郷の滝、ダルマ沢、神山滝などの流れを、目の前のこの川は受けて流れている。

東名高速の下

大井美化センター

徒歩でおおよそ1時間かからないくらいで中村川の七滝より上流部にかかる橋に到達。

装備を整え、いよいよ下降に進む。

② 上の方

しばらくは歩きづらく荒れた川の様相だが、次第にゴルジュ感が増してくる。

最初の滝では左岸の木にロープをかけ、下降を開始。

見下ろしたView

ロープ下降

淵が深く、腰まで水に浸かる形になった。

滝は屈曲しているため、一度に全体像を見るのは難しいが、4.5m以上の高さがあると思う。

この滝と次の滝との間にはある程度のスペースがあるが、周囲の地形は隔絶されており、灌木支点が見当たらない。そのため倒木にスリングを巻きつけて支点を確保した。なお、このエリアではハーケンを打つ箇所は多く見つかる。

倒木支点から

降りていく滝

滝壺に飲まれないように方向に気をつけながら下降

③ 下の方

これが8mぐらいあり、立派な構成。

すぐ下に1m滝があり2段で1本と考えられる。

少し離れると十分なスペースがあることがわかるが、それでも両岸は立っており、ゴルジュとしては継続している。ロープ出さないと難しいかな?と思ったが、倒木を利用すれば普通にクライムダウンできる。

見下ろしたView

3m斜瀑部分

このような2段滝(合計5m程度)になっている。(右岸トラバースで濡れず)

淵を経て小滝

柳七滝の入り口

これで七滝は終了。ロープは30mで十分足りると思うが不安なら40mか。

脱出だが意外と降りきった場所がどこも立っており、唯一一箇所左岸にゆるい場所があるのでそこから脱出する。柳七滝は大きく分けて4つのパートに分かれており、その核心は3パート目に位置する2段9mの滝だった。登る場合はこの滝のみがポイントになる。

④ 山を越えて

入渓した橋も経て、ベンチがあるところで装備解除。

ここからは歩いて小田原市の弓張の滝を目指す。

google map頼りに進んでいくが、途中工事中の箇所があり、15-20分ほど追加時間がかかる迂回路に苦しめられた。

位置としては大井町の山田地区と赤田地区の中間に位置する道路であり、写真に記されていた内容を整理し、いくつかの工事名を調べてみると、「道路の地盤を整え、崩落を防ぎ、雨水を適切に排出し、最終的に舗装やラインを整備する」ことで、道路の安全性や耐久性を確保するための一連の工程であることがわかった。

気づけば上り坂ばかりでおかしいなと思っていたら、結果的に標高317mの浅間山(せんげんさん)を通るルートであり、山越えすることになる。

峠を越えた後の絶景

国府津や鴨宮の街並みに加えて相模湾がよく見えた。

浅間山の峠を過ぎたあたりから、みかんの栽培が目に付くようになった。小田原市では、曽我丘陵を中心に果樹園が広がり、特にミカンを主体とした栽培が盛んである。市のホームページによれば、みかんの栽培面積は546ヘクタールに及び、農業産出額でも第1位を占める重要な産物となっている。

⑤ 弓張・鎧の滝

市街地まで降りるとしばらくして方角を変えて滝へ。

基本的には遊歩道が続き滝に至る。

弓張・鎧の滝は下段と上段に別々の滝名がつけられているパターンだが、これは1本の滝と捉える。

特にいつの時代か上段の鎧滝前に大きめの落石が落ちてしまい、通常の場所からは2つの流れが綺麗に見えなくなってしまっている。

右岸を頑張ってトラバースすると、見える。

遊歩道の入り口に東屋的な休憩点がある点はgood pointと思う。

駅に向かう最中、収穫したみかんをトラックに積み込む作業をしている地元の方々の様子を目にし、この地域で一次産業の雰囲気を体感した。

蘇我エリアを通り抜ける際には、このような農作物が育まれる風景を目にし、地域の農業の多様性と活力、この地に根付く農業文化の一端を感じることができるだろう。

ミニストップに立ち寄ったのち、下曽我駅に到達して活動終了。

14.4kmの道のりで結構な運動量を確保できた。

⑥ まとめ

自然と「神奈川の滝 = 丹沢」のような固定観念がついてしまっていたが、今回の活動にてそうではない視点を実践することができたように思う。冬場でも一定の運動量をキープすることで、あるべき体型を保ち、来年はよりさらに健康的に過ごしていきたいと思う。

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