滝の記録
訪問日 2024年2月3日
活動の形態:1級沢登り/ 公共交通機関
装備:8mm×30(1本), フェルト足袋
感動度:けっこう~かなり(福見寺)、河原樋谷は…
所在地:愛媛県 東温市 山之内
① 砕石の土地
出張に合わせて、愛媛県を探索。
松山市内からもこの辺りは近い。
山之内に着くと、この場所の特異さに気づく。
向かって左には工業的な施設、右には石切場が展開されていて、保護具着用の注意看板が…
なんでもこの場所には良質な和泉砂岩層があり、愛媛中予砕石、相原組さんという2つの会社が立ち並び砕石業の重要拠点となっていた。
※ 河原樋谷の東側の谷は口無谷川、ゆずりは谷川というらしい。
河原樋谷入渓地点には、産業廃棄物の中間処理施設があるため、川沿いに進む。
② 入渓と5m幅広滝
こちらに足を運ぶ前は河原樋谷の樋の感じを桶と間違えて調べていたため、
過去の記録がないものと思っていた。※下山後、漢字を直しYAMAPの沢バカ日記さん記事を発見。
ひょっとしたら、いい滝があるかも・・? という緊張感も持ちながらのルート
滝らしい滝として、5mの幅広滝が現れた!
上から
ミラーレスを出すまでもないと、あくまで上からのみミラーレスで撮ったが、これが本沢で最も立派な滝であった…
③ 俊足
2条2.5m滝
2mトイ状の滝
水の流れを受ける岩がある滝
小滝としての見応えもここまで。
全く難所はなく、時に谷の隣に人の踏み跡らしき歩きやすいルートもあるため、俊足となって進める。
④ 二股と詰めで
明瞭な二股は1:3で右側が本流。
今回は福見寺を訪れて下山するルートを取りたいため、最短で寺に出れそうな直進左俣を選択。
しばらくすると、2段4.5m滝の上で、さらに分岐がある。
右俣側にはさらに2.5m滝がかかっていて、少しだけ特徴的なところ。
左俣右沢が直進ルートで、特に問題なく進むと、谷の中にNTTの軽トラが!
谷沿いで車が倒れてくると危険なので、左岸から巻こうと思うも、意外と悪い。
そのため、車の左側からささっと通過したが、白骨体が近くにあるかもしれない恐怖から、近づいた際に車の中を直視できず、通過した。
その後、道近い谷筋の中で目の前にいきなり鹿の屍が…
驚いて尾根に上がり、20-30m高度を上げたら道に出ることができた。
⑤ スマホ紛失
しかしここでスマホを紛失したことに気が付く。
近くにあるはずなので、リュックは置いて取りに戻った。
尾根 → 鹿付近 → 車 → 割と長い区間 → 写真の二俣
ない。。。
水も道に置いてきたので、徐々に体が干からびてきた。
もう半分諦めた時に、i phoneを探すの中に一瞬、道に近い場所にスマホが表示された。
(スマホを2台持っていたためこの機能が使えた)
その位置は一瞬でまた消えてしまったが、道に出る直前の尾根斜面にスマホは落ちていた。
道に復帰。40-50分をロストしてしまった。
なお、落ちそうな車はもう一台あり、危険な状態。
⑥ 福見寺へ
ルート取りを間違えず、福見寺へ向かうが、
想定よりも標高を上がっていくことになり、大変。
疲れ果てた頃に、到達した!
御神木の一部が折れてしまっている。
しかし、素晴らしい雰囲気の整えられたお寺で、個人的にこの場所を訪れられてよかった。
⑦ 林道歩き
以後、下山は林道歩きのみで難所は一切ないがそれなりに距離がある。
後半突然物凄く林道が高度を下げ始める地形となっており、なかなか珍しかった。
砕石場の砂岩を眺める。
山之内工場
車まで戻ってくることができた。
その後、一昨日偶然愛媛でお会いしたはんぺんさんと滑川渓谷で同行する。