バムバムコウ沢の滝
いぼ石の滝【東京都 西多摩郡 檜原村 馬場】
滝の記録
訪問日 2022年7月16日
活動の形態:1級沢登り (単独)/ バス
装備:8mm×30(1本), ミラーレス一眼(広角), フェルト足袋
感動度:けっこう~まあまあ
① 朝活
この日は単独で奥多摩へ
参議院選挙が終わり、国が動き始めた。
四谷拠点で動きが早く、武蔵五日市駅へ向かう。
いぼ石の滝で有名なこの沢は、「バムバムコウ沢」という謎の名前がついており、いったバムバムとはなんなのか?を突き止めるのが目的。
バスで馬場で下車。
いぼ石の滝へは歩いて3分程度。
② いぼ石の滝
河原で入渓準備を済ませた後、撮影。
右側に見える大きな石が「いぼ石」
これから滝を登ろうかというタイミングで、大型犬を連れた方々が数名現れた。
下段はII級+で登ると、下から見えづらかった次の段。
意外と立っている。。
右側から取り付くが外傾しているのと、上部では高さが出るのでなかなか悪い。
クライミングの練習不足が問題なのだが、ガバ系のホールドに対する保持力もだいぶ甘くなっている。
3点支持を確実にして登り切った。(III~III+ / 空四若草+)
その上には幅広の4m滝があり、これを越えていぼ石の滝は終了。
3段16mとする。
③ 蜘蛛と光芒
その後滝場はなくなり、森の風景。
遡行者はまずいないので蜘蛛の巣が多い。多すぎる。バムバムとはスパイダーなのか?
そんな仮説を立てながら進むと林道が現れてしまった。
内容がしょぼすぎて、さらに先に進むか躊躇。
それでも人工物の用水路みたいな場所を越えて上流へ。
1ヶ所トイ状の4m滝を発見した。
他は特に見どころなく、水枯れ。
森の中に光芒が見えて、これは美しかった。
④ 詰めと謎の林道
右岸から脱渓を試みて、尾根の反対からの下山を狙う。
そうしたら、地形図にない林道が見えてきて、等高差 110m程度の詰めで終了。これは、先ほどの林道の延長戦で降ったら合流。
指定介護老人福祉施設 桧原苑の横を通って、桧原街道に出たのち再びいぼ石の滝で着替えを狙う。
⑤ バムバムの正体
そうしたら大型犬のスイム、家族連れの水遊びと、夏のアクティビティでごった返していた。
100%着替えることはできなかったが、20分程度で装備を切り替え。
あまりいいとこ無かったバムバムコウ沢に比べて秋川の豊富な水の流れには癒された。
街道へと上がり、駐車場を統括する土産物屋さんにて聞き込みを開始。
バムバムコウとは一体…?
そうしたら、すぐに意図が通じて、下記のことが判明
・バス停の馬場は「ばば」ではなく「ばんば」と読む
・ばんば地区の秋川の対岸にある沢なので「ばんば むこう」沢
・それが書き言葉としては「バムバムコウ」となっている
⑥ その後
じゃがいもアイスを購入。
食べながら、本宿のバス停を徒歩で目指した。
吉祥寺滝は「きっしょうじ」と読むらしい。(この日は工事のため近寄れず)
本宿 → 武蔵五日市 → 四谷 (特快)と進み、自宅に戻って来れたのがお昼の12時前。
数時間でデータベースと写真の統合を終え、夕方からは仕事に取り掛かることができた。
完!
ログ
POINT
バムバムコウ沢を遡行する必要はない。
本来やるべきことを見失わずに滝の課題も解決する。
そんな活動を続けていきたい。