長久保沢 雨乞滝
雨降川 長久保沢 雨乞滝—【東京都 西多摩郡 奥多摩町 留浦】—
滝の記録
訪問日 2013年5月6日
活動の形態:中~上級滝巡り/電車+バス
感動度:けっこう
①マイナーな沢
長久保沢は奥多摩のマイナーな沢で、
沢登りのパーティーもあまり多くないです。
しかし雨乞い滝という
良さそうな滝があるとのことで、
訪れることにしました。
(伊勢沢大滝の3日後)
奥多摩駅からバスで
目的の雲風呂バス停まで行けず、
3つ手前の峰谷橋で降りて、
そこから歩きました。
②序盤戦 〜虫と堰提越え
雲風呂のバス停を越えてしばらく行くと
長久保沢の出会いを発見します。
完全に涸れています。
ところが進んでいけば、
けっこう水が流れています。
堰提を越えたり、
作業道を利用したりしながら進みます。
この長久保沢が進みにくい理由は
・「倒木」
・「枯葉」
・「虫」の3つです。
倒木と枯葉は異様に多く、
水場にはボウフラのような虫が
わんさか飛んでいて
慣れるまでは苦痛でした。
蛇やカエルもいました。
下の不動滝を見ると、
中盤戦に入ります。
③中盤戦 ~枯葉・倒木・小ゴルジュ~
中盤は枯葉・倒木地帯を進みます。
その後、難所のミニゴルジュ
(ゴルジュは幅が狭く水量が多い所)
に行きつきます。
ここは、帰りに気づきましたが、
ゴルジュに入らずに右から巻けます。。。
しかし、気付かず、直進。
最初の釜は左をトラバース
(水に落ちないように岩肌を水平移動)して
その後は、左から超急斜面を巻きました。
けっこう危険でした。
ここを突破すると、
右手に棚沢の滝が見えます。
④後半戦
後半は一番楽しかったです。
しっかりとホールドを確認しながら、
いろんな滝を直登していきました。
そして、雨乞滝です!!!
所要時間は90分でした。
落差は20M。
なによりも特徴的なのは、
滝の手前にある巨樹です。
人が前傾姿勢を取ったような
物凄い形になっています。
全体的になかなか大変でしたが、
来た価値はありました!
⑤その他
バスや電車の時間がギリギリだったので、
食料や水が不十分でのチャレンジでした。
突発的とはいえ
もう少しちゃんと準備が必要でした。。
(細部でミスをすると
大きな事故につながります。)
10日後からは紀伊半島遠征です。
布引滝から。
アクセス 〜電車とバス〜
Step1 JR奥多摩駅へ
Step2 西東京バスで雲風呂へ
Step3 道を進み、涸れている沢の出合いを発見
Step4 作業道も利用しつつ、沢登り
(西東京バス
奥多摩—雲風呂片道28分 550円。
奥多摩—峰谷橋までなら片道25分 500円)