赤岩滝
柳沢川 赤岩滝—【栃木県 日光市 中宮祠】—
コメント
晴れ渡る空の下で、
奥日光地域への理解というか、
肌感覚を感じられた一日でした。
赤岩滝のすぐ東にある「大岳」の位置↓↓
滝の記録
訪問日 2015年7月26日
活動の形態:中級滝巡り / 車+低公害バス
感動度:かなり
①奥日光へ
前日の軍刀利沢に続いての活動。
技術的には少し容易になるけれど、
体力的には昨日よりもきつくなりそうな、
そんな予感。
疲労骨折も疑われる左足はもつだろうか。。。
ちょこっと不安でした。
そして今回は、
時代をゆく滝ライター兼編集者の
この方とのコラボ。
奈曽の白滝で
偶然お会いしたこともあります笑
今回は、奥日光の赤岩滝に行こう!
ってだけの企画ではありません。
本流の柳沢川も遡行し、
天女滝(仮称)まで行ってしまうプランです。
(どちらかと言えばこの赤岩滝に
近くの緑滝&庵滝を合わせるほうが
メジャーだと思われます。)
②テーマ
車で拾って頂いて奥日光へ。
運転しないのは申し訳ないけれども、
人の車で事故った時が怖いので
今回はお任せしました。
「同じ滝」をテーマにしていても、
どの滝好きさんと、話すかで
方向性だったり話の抽象度がまるで違っていて、
それがまた凄い面白いなと思いました。
学びが深まりました。
実は奥日光は14~5年ぶり。
赤沼バス停を5:30に出るバスに乗って、
西ノ湖(さいのこ)入口で下車。
途中、小田代ヶ原(おだしろがはら)
という絶景の湿地帯がありました。
低公害バスは
知床のカムイワッカ湯の滝に、
夏訪れる際も乗ることができます。
③林道をゆく
バス停は開けていて、
低公害バス以外やってこないので、
其処自体がいい感じの雰囲気。
ゲートがある、
明らかに車でも進める林道へ。
対岸に渡るポイントです。
このタイミングで沢靴に換えなくても渡れました。
④至る
対岸にわたってからは、
林道ではなくて、なんとも形容し難い道が続き、
それをつたいますが、迷うことはありません。
上の写真に微かにみえる堰堤を越えて、
ひたすら柳沢川の右岸沿いを進みます。
最終的に多少渡渉ポイントがあり、
支流に入っていく形で滝に近づきます。
滝が見えてからは
左岸の崖を登って、
やや危険な形で接近しました。
反対側から行ったほうが安全です。
角度的にかなり陰は多かったですが、
この角度はなかなかに綺麗に青空とセット。
赤岩滝は期待していた通りの名瀑でした。
なんといっても最上段の飛沫が最高です。
青空とセットで見たいものと言えば、虹。
朝のこの時間に見ることはかなわず、
柳沢川を遡行した後
また戻ってくることにしました。
沢装備に変えて靴はデポ。
柳沢川へと上流へ進んでいきます。
⑤帰還
・・・
しばし時間はたち、
再び、赤岩滝に戻ってきましたが、
そこには下山予定の方の姿が。
その人は僕らが靴を滝に置き忘れた
ものだと思ったようで、
靴を運んでくれている途中でした。
靴のデポの場所には気をつけようと、
心に誓いました。
あいにく曇り空になってしまい、
虹は見えませんでした。
しかし、滝は変わらず立派。
ただ、朝とは雰囲気の違う
赤岩滝を見れてその重層感に浸りながら睡眠笑。
予定してたバスの時刻より遅れましたが、
全然問題はなくその後帰路へ。
赤沼バス停についてからは、
さらに竜頭の滝→湯滝と懐かしの訪瀑もありと、
いい活動になりました。
⑤まとめ
栃木の北の方は、
かなり僕の中では手つかずというか
足つかずであり、
今年また行ければなと考えています。
赤岩滝のように、
かつて秘瀑と呼ばれた滝が、
少しずつメジャーになっていく
(依然として十分「穴場」)なか、
そのフィールドの拡大に答えきれる
様々な選択肢を紡ぐことができれば
と思っています。
アクセス
Step1 奥日光赤沼バス停へ
Step2 低公害バスで西ノ湖入り口まで
Step3 柳沢林道を進み滝の案内で右へ
Step4 渡渉も経つつ徒歩90分前後で到達