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訪問日 2022年5月3~4日
活動の形態:1級上沢登り (2名)/ 公共交通+Taxi
装備:8mm×30(2本), ミラーレス一眼(広角), フェルト足袋
感動度:けっこう~かなり (トータルで)
大雲取谷は行きづらい場所であった。
東日原のバス停から八丁橋へ行き、
橋からさらに林道をひたすら歩き続ける。
日原をここまで歩くのは3回目になる。
(1回目 2014年4月、2回目 2020年7月)
日原川沿いに唐松谷出合を撮影。
今回はαは持たずにTG-6で対応することにした。
ちょっとした小滝を登り、
小魚止の滝に至る。
思いの外、素晴らしい滝で、
昨年訪れた少し下流の本流の10m瀑と
2本セットで重要視されて良い滝だと思う。
しかし、非常に険しい地形を形成していて、
小さく巻くのはままならない。
その場所から大きく巻こうとしたところで、
かなり崩壊しているガレ場を
登りつめる必要があり、危険を感じてしまった。
小さくうまくためには、
重い泊の荷物のままでは厳しく、
空身になって垂壁を4~5メートル登る必要があった。
ハイステップに加えて、
ルンゼを超える1歩に慎重さが求められた。
ロープで荷上げするが、
倍力が使えず苦慮した。(2名分・・・)
バンド
もう一箇所ルンゼがあるので、
斜め懸垂で越える。
この巻きは簡単ではない。
すぐ先で長沢谷との二俣。
穏やかで泊まってしまいたいところ。
左に進んでいく。
2.5m滝(トイ状)
2条2.5m滝
ゴンエ谷を左に見る。
1m滝
キノコ
岩に囲まれた木
2条6m滝
滝壺が広い2.5m滝
幅広の滝
小雲取谷を左に見る。
(倒木が重なる出合。それなりに遠かった)
小滝にて
2条3m滝
テン場の判断には迷ったが、
濃い踏み跡があったことから、
先行パーティの存在を認識。
六間谷出合は怪しいことを踏まえて、
手前の7m滝が少し見える谷間を宿とした。
毎度のこと、
焚き火はスキル不足でできなかったが
非常に穏やかで絶妙な谷間で、
温かいものが食べれて嬉しい。
久しぶりの沢泊で全てが五感を刺激する。
電波が全く届かないのが嬉しい。
自分の全細胞がリフレッシュ
されているような気がした。
2日目
渓流の歌鳥の音色で目覚める朝。
本日は沢下降ルートも案にはあったが、
久々の沢登りで荷の積み方も悪かったか、
どちらかの膝周辺が痛くなってきた。
そのため雲取山から最短で降りれるルートで決定。
朝っぱらの2条7m滝は滑りそうで少し悪く感じた。
ノーロープ
六間谷出合では予想通り、
先行パーティが朝の支度を行なっていた。
我々は左の六間谷に入る。
美しい水の流れがあった。
4mトイ状滝
その後ゆっくりと詰めに向かっていく・・・
雲取山荘にてメインの沢装備を解除。
さらに100m弱高度を上げて
雲取山に登頂!
南へ舵を切った。
ダンシングツリー
雲取山は東京都の中で奥深いこともあり、
下山路のコースタイムも5時間越えの長い道のりとなる。
バスに乗って駅に帰ることも想定したが、
鴨沢駐車場スペースからバス停まで
徒歩20分程度さらにかかりそうなので、タクシーを手配。
到着までに着替えを済ませて乗車。
無事奥多摩駅に帰り、
立川で寿司を食べて締めた。
完!
ログ
生命力・優しさがある谷。
ゆっくり穏やかな渓谷で1泊すると、より自然のダイナミズムを感じることができる。
総歩行距離:26.87km
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